坂東三十三観音を結願して

坂東三十三観音巡礼、平成26年は12年に一度巡ってくる
「午歳特別結縁巡礼」の年で、それぞれの寺院でご本尊のご開帳や
お手綱など、大きな行事が行われる年でした。
そのことを偶然知って、巡礼の旅を決心しました。
そして無事、目標の年内に結願(けちがん)することができました。

源頼朝が熱心な観音信者で、実朝もまた観音を信仰しており、
平安時代に西国で始まった三十三観音巡礼に倣って、
足柄山や箱根の坂の東一帯の坂東で、実朝が将軍の頃に
札所が制定されたともいわれています。

第一番札所の鎌倉杉本寺に始まり、鎌倉周辺の岩殿寺、安養院、
長谷寺を巡り、遠くは群馬の水澤寺、栃木の中禅寺、
坂東札所中最大の難所、茨城の八溝山日輪寺、
千葉県銚子の円福寺、
第三十三番結願寺、南房総の那古寺と
一都六県、全行程1300kmという坂東観音巡礼です。

横浜から日帰りや一泊旅行で6ヶ月に渡りました。
ほとんどが長距離ドライブ旅行で、結願はひとえに運転手
同伴者として協力してくれたもぐぱぱさんあってのことでした。
もぐぱぱには心より御礼申し上げます<(_ _*)>

さて、実際はどれぐらい車で走ったのでしょうか。
横浜からの往復になりますので、全行程の2倍ぐらい走ったか?と
もぐままは予想しましたが、もぐぱぱが記録を集計してくれました。

坂東三十三観音巡礼走行距離
坂東三十三観音走行距離

3000kmです!
昨年までは車というと近所のスーパーへのお買い物程度しか
走っていないので、次の定期点検で自動車屋さんが
何があったかとビビることでしょう(≧∀≦)♪

そして、御朱印と共に楽しみにしていたのが
この午歳だけにいただける散華(さんげ)です。

坂東三十三所観音巡礼
平成二十六年午歳特別結縁巡礼 奉修記念

那古寺散華1 那古寺散華2


フルコンプいたしました!

坂東散華フルコンプ


壮観です!感無量ですっ!

そしてもうひとつ達成感を得ることができたのが
結願寺那古寺でいただいた「結願之証」です。

結願之証2 結願之証1


こんな証書をいただくなんてどれくらいぶりなんでしょうか。
巡礼の証(あかし)を形に残すことができて嬉しく思います。

何より、感謝すべきは、3000kmを超える道中を見守ってくださった
観音様です。
各札所で納めてきた納め札には『同行二人』(どうぎょうににん)と
書かれていて、常に観音様はともにいてくださったと感じます。

今は、何かをやり遂げた満足感と、回ってしまったという
一抹の寂しさも感じています。
御朱印帳を開くと、それぞれのお寺での思い出がよみがえり、
ひとつたりとも印象の薄いお寺はありません。
それぐらい坂東に選ばれたお寺は素晴らしいお寺揃いだったということです。
お坊様がたくさんいらして、また参拝者の多い大寺院もあれば
家族で営まれているような少々寂れたお寺もありました。
お寺の歴史を調べていると、お寺も栄枯盛衰があるのがわかりました。
現在は衰えてしまったけれど、大変貴重な文化遺産を守っていらっしゃる
お寺もあるでしょう。
大寺院といえど、そういった文化財を保護していくのは大変なご苦労だと
思います。
いずれのお寺も資金的に非常に苦しいと思われます。
もぐままは、これからの世代の人たちにも、仏像や寺社建築や
美しいお庭に触れて、また宗教とは何か、ということを考えて欲しいな、と
思っています。
そのためにも、もしもぐままの巡礼記をたまたまご覧になり
興味深いお寺がありましたら、ぜひお参りに行っていただけたらと
思います。

長くなりました。
もぐままが、また坂東を巡礼したいと思っているとしたら、
どきっとする人、いるかなぁ♪~ <( ̄ε ̄)>


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久しぶりの鎌倉散策 浄妙寺、報国寺方面へ

もぐ娘が「鎌倉に用事がある」というので聞いてみると
「小町通りにある紙を扱っているお店で和紙を買いたい」と。
ああ、紙屋さん、ありますよね。

「それで、鎌倉観音巡りはどうなった?」って尋ねたら
「8番の明王院には行った」と。
第7番の光触寺(こうそくじ)までは当初の「娘と旅する鎌倉」というブログタイトル通り
一緒にお参りしていたのですが、
もぐ娘が、忙しい&ちょっと面倒になった、という理由からあまり行ってくれなくなり
もぐままが切れ(笑)、ブログタイトルが「旅する鎌倉」になり(苦笑)、
一方のもぐまま、突如、坂東三十三観音を年内に結願することを思い立ち、
ますますブログタイトルが怪しくなり・・・ヾ(・ω・`;)ノ
というのがこれまでのあらすじ。

もぐままはどうにか鎌倉三十三観音の第十三番札所別願寺(べつがんじ)
まで進んでいましたが、もぐ娘はもぐ娘で、もぐままが坂東を巡っている間に
ひとつだけ(笑)歩を進めていたわけです。

もぐまま「じゃあ、9番、10番の浄妙寺、報国寺、一緒に行こうよ。
私も久しぶりの鎌倉だし。」
さて、「娘と旅する鎌倉」復活とあいなりますかしらん?(´・ω・`)

鎌倉駅からバスで浄妙寺へ。

前回の7月と較べて、冬枯れの風情です。

浄妙寺12月1


浄妙寺12月2


紅葉のピークも過ぎ、残っている葉もチリチリに乾燥して
枝にくっついているよう。

喜泉庵(きせんあん)のお菓子は柿に。

浄妙寺12月3 浄妙寺12月4


それでも喜泉庵の庭園は美しいです。

浄妙寺12月5


もぐ娘と本堂をお参り。
もぐ娘、般若心経を持っていて、唱えておりました(*^_^*)
うちのもぐ娘ともぐ息子が通っていた幼稚園はお寺の経営で、
幼稚園の朝は般若心経の読経で始まりました。
当時、暗唱まではできなかったですが、般若心経の読み方は
心の中に刻みつけられているのです。

無事もぐ娘は御朱印をいただくことができ、続いて報国寺へ。
青々としていた7月の庭園が今や散り紅葉となっています。

報国寺12月1


初冬のお寺もなかなか風情があるものです。

報国寺12月2


涼やかな夏の報国寺は参拝者が多く、人が途切れることがなかったのですが、
報国寺のあたりはやはり気温が少し低いのでしょうか、
体がぴりぴりするような寒さで、お参りは随分と少なめでした。

報国寺12月3


もぐ娘、第十番札所報国寺の御朱印も無事にいただけました。


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二巡目発願! 坂東観音第1番 杉本寺

報国寺までやってきたので、むふふ・・・( *´艸`)

裏道(田楽辻子(でんがくずし)のみち)を少し歩き、杉本寺へ。

田楽辻子のみち


坂東三十三観音第一番札所 杉本寺

杉本寺2巡目2


坂東観音、結願したばかりだけど、終わったと思うと
寂しくて、寂しくて・・・。
やっぱり坂東2巡目、来ちゃったもんね~(≧∀≦)♪
もぐ娘は、坂東デビューですっ!

杉本寺2巡目1


茅葺き屋根の仁王門が見えています。

杉本寺 (2013年1月2日の様子)
杉本寺 (2014年5月18日の様子)

金剛力士像

杉本寺2巡目3 杉本寺2巡目4


坂東を巡礼する間、ずっと仁王像を追っかけ(?)撮影してきたので
撮影のコツを随分学んだと思います(*^_^*)
杉本寺の仁王像は運慶作とのことですが、特に右の阿形(あぎょう)像は
シビレるよねぇ(*´-`)

苔の階段

杉本寺2巡目5


今まで見たいと思いつつ、ちゃんと見られなかった苔の階段。
鎌倉石で造られているそうです。
少々色褪せているのかもしれませんが、今回は見られて良かったです!

本堂

杉本寺2巡目6


茅葺きの屋根の葺き替え工事も無事終わり、
美しい姿が復活ですね!

では本堂へお参りです。
杉本寺は仏像がたくさんあり、しかも三体の秘仏本尊以外は
間近で拝見できるので、今や仏像好きになったもぐままは
うはうはですヽ(*´∀`)ノ

たくさんありすぎて、また迫力に圧倒されて、今までどれが何なのか
よくわからないままお参りしていた次第ですが
3回目にして、ようやく頭の中ですべての仏像の
お名前と配置を理解することができるようになりました(笑)。

そしてまた、いまいちわかっていなかった三体のご本尊。
文治5年(1189)の火災の際に、三体が自ら庭内の大杉の下に
難を避けたことから、杉の本の観音(杉本観音)となったと
「吾妻鏡」にあるそうです。

「三尊同殿」と呼ばれる三体の十一面観音様。
参拝者もほとんどいない遅い時刻に、もぐままともぐ娘は
内陣の暗がりの遠方にいらっしゃる観音様のお姿を
何とか拝見したいとガン見(笑)。
でもとても暗いので、三体いらっしゃるのはわかるんですが
お顔まではわからないのです。

それでもぐまま、観音様のお姿を描いた御影(ごえい・みえい・みかげ)を
いただいたんですが、向かって左の、三体のうち最も古い、天平6年(734)に
行基が自ら刻んだ十一面観音様は覆面をつけていらっしゃる。
(ちなみに、中央の観音様は仁寿元年(851)に慈覚大師(円仁)が、
右の観音様は寛和2年(986)に恵心僧都(えしんそうず)(源信)が刻まれ
安置されたということです。)
信心のない不敬な者が馬でお寺の前を通り過ぎようとすると
落馬するというので、建長寺の開山大覚禅師(だいがくぜんじ)が
祈願し、自らの袈裟で行基菩薩が刻んだ観音様のお顔を覆ったところ
落馬するものがなくなった、というところから、覆面観音、下馬観音と
呼ばれるようになったそうです。

もぐままともぐ娘、ありがたく観音様のお手綱にすがりました。
この午歳結縁のお手綱は12月18日までですので、
ご縁を結ばれたいかたはぜひこの機会に
お参りしていただきたいと思います。

仏像好きの母娘、ついついじっくりと仏像と向かい合い(笑)、
長居してしまいます。
納経時間は16時15分まで、拝観時間は16時30分まで、
もうぎりぎりです。
もぐままは新しい坂東の納経帳を一冊、もぐ娘も一冊
それぞれに求めました。

杉本寺2巡目7


左のオレンジのがもぐまま、右がもぐ娘のです。
もぐ娘のは完全な紐綴じで、薄茶色の和紙になっています。
紙質が薄そうに思ったので、納経所のかたにお伺いしましたが、
墨が滲むことはないそうです。
(実際、それほど薄くもなく、もぐままの白い紙製のものより
裏移りがありませんでした。)

御朱印です。

坂東第一番
かまくら 杉本寺
十一面大悲殿
午歳結縁 発願

杉本寺2巡目8


我々が最後の参拝者で、石段を下り、お寺を出たところで
入口の係のかたが竹の棒で戸締りをされました(*^_^*)

あれ、もぐ娘、小町通りの紙屋さんで、和紙を買う予定なんですが
小町通りって5時前後になると多くのお店がぱたぱたっと
店じまいしちゃうんですよね。
これからバスで向かって、間に合うかなぁ^_^;


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プロフィール

もぐまま

Author:もぐまま
大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
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*追いかけ更新をしている時がございます。ご了承くださいませ。
*画像の個人利用はご自由に♪転載の場合はお声掛けください。

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