もぐ息子と「京都ミステリーツアー」へ

もぐまま関西滞在中に、珍しくもぐ息子(←一応息子もいた(笑))が
横浜から大阪にやってきました。
もぐ息子はめったに関西には来ないのですが、せっかく来たのですから、
どこか観光名所にでも、と、やはり京都へ。

このもぐ息子は観光地巡り、ましてやお寺巡りにはまったく関心がなく、
「お寺のどこがいいの?仏像?なにそれ。オレ、宗教とか全然興味ねーし。」

京都も、中学の修学旅行で、グループ行動でちょこっと行ったきりらしい。
だいたい、京都のどこを訪れたのかも、さっぱり覚えていないという・・・。

宗教を信仰するとか、宗教にどういう意味があるとか、何を求めるかとか、
固い話は置いといて(もぐままだって、ようわからん(苦笑))、
日本に京都という立派な都がある限り、見ておくべきは見て、
知っておくべきは知っておいて欲しい。
(年取ってきたら、本当にそう思います。)

そんなわけで、この「無宗教」もぐ息子をどうやったら退屈させないで
京都案内ができるか、京都のよさを理解してもらえるか、
もぐまま、威信を懸けてコースを考えました。(←大げさ(笑))
題して、お寺嫌いのもぐ息子を案内する「京都ミステリーツアー」、
出発ですヽ(・∀・)ノ


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心揺さぶられる空也上人像 西国三十三所 第17番 六波羅蜜寺

もぐ息子との「京都ミステリーツアー」、京阪電車清水五条駅から
スタートです。
もぐ息子には行き先を伝えないミステリーツアーであり、
また、誰しも興味を持つであろうミステリースポットを巡るツアーでもあります。
もぐままも初めて訪れる場所も含まれています。

さて、せっかくの京都ですから、まだ御朱印をいただいていない
西国三十三所巡礼の札所もしっかり組み込むのがもぐまま(*^_^*)

まず訪れたのが西国三十三所第十七番札所の
補陀洛山(ふだらくさん)六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)です。
六波羅蜜寺は、もぐまま、洛陽観音巡礼で訪れています

六波羅蜜寺1


六波羅蜜寺は天暦5年(951)醍醐天皇第二皇子、空也(くうや)上人により
創建されました。
本堂は南北朝時代(貞治2年・1363)修営の重要文化財です。

六波羅蜜寺2


お寺慣れしていない(笑)もぐ息子、お寺に入るのも
ちょっと気後れしたかもしれない(笑)。

しかし、このショーケースを見て・・・

六波羅蜜寺3


「あ、これ、教科書で見たかもしんない。」
「前に来た時、時間がなくって、宝物館に入らなかったのよ。
今日はこちらの像も拝観させてもらう予定だからね!」
もぐままも、前回心残りであった宝物館を楽しみにやってきました。

まずは軽~くアミューズメントエリアへ(*^_^*)
本堂の前は細長い参道になっていて(写真右手が本堂側、手前が奥にある御堂側)
「なで牛」というのがいたり、奥の御堂には、
金運の銭洗い弁財天、勝運の水掛け不動尊に、水子地蔵尊もいらっしゃいます。

六波羅蜜寺4


お不動さんにお水をお掛けしたり(もぐ息子はとある試験の結果待ち。
今から願掛けではもう遅いか?(笑))、
銭洗い弁財天で、小さな竹籠に小銭を入れて洗いました。
もぐ息子、金運を願ってお金は洗うのだな(*^_^*)
もぐままは、もぐぱぱと一緒に毎週買っている「BIG」が当たるのを願うのみ(笑)。
100円玉を洗って、財布に戻したら、『大切にしまっておいてください』と
書いてあるのを見つけました。

「あら、どれがお清めした100円玉かわからなくなっちゃった。」(笑)
でも、考えてみてください。
お金は世の中を巡り巡って役に立つものです。
このお清めされた100円玉を私が使い、人知れずどなたかのお財布に入り、
またどなたかの手に渡る。
金運の100円玉が世の中を回ると想像すると楽しいじゃありませんか(*^_^*)

もぐ息子も、ここのアミューズメント(?)を楽しみ、つかみはオッケー(≧∇≦)b
本堂にお参りです。

六波羅蜜寺5


本堂内陣には大きなお厨子が三つならんでいますが、すべて秘仏のようで
扉は閉じられています。
ご本尊は平安時代の国宝!、十一面観世音菩薩立像です。
ご本尊は、12年に一度、辰年に御開帳されます。

お線香とお灯明を捧げ、納経の代わりの納め札に日付と住所、氏名を書いて納め、
下手くそながらも般若心経をあげます。
一応もぐままは札所では、最低限のお作法として、
このプロセスを心掛けているのですが、もぐ息子には不思議な光景として映ったかも
しれません。
ああ、でも、そうでした。もぐ息子はかつてお寺がやっている幼稚園に通っていて、
毎朝園長先生による般若心経が教室に流れ、お寺の本堂での行事に参加し、
お墓が遊び場でした(笑)。
般若心経はもぐ息子のほうが馴染みがあるはず(≧∀≦)♪

西国第十七番の御朱印をいただきました。

六波羅蜜寺 御朱印


西国、洛陽などの御朱印は本堂外陣左脇の納経所で、
都七福神の弁財天の御朱印はさきほどの御堂でいただくようです。

また本堂の納経所のところでいただける「開運推命おみくじ」は
生年月日で、その年の2月4日から1年間の運勢と、持った生まれた
運の傾向がわかるそうですよ。
期間が随分と過ぎているので、もぐままは今回はいただかなかったのですが
「六波羅蜜寺名物」のおみくじのようです(*^_^*)

お寺では建物をじっくり見てみるのも興味深いんですよね。

六波羅蜜寺6


龍の絵があちこちに描かれていますが、
近隣にいたずらをする龍が、空也上人の導きで改心し、
それ以来寺の守り神になったということです。

六波羅蜜寺7


手の込んだ彫刻に美しい紋様、絵画・・・
六波羅蜜寺の本堂は色彩が鮮やかなので、見応えがありますね。

もぐ息子も「ふーん」と感心。
お寺の建物そのものが美術館みたいなものですね。

拝観受付所で宝物館の拝観受付をしていただき、
本堂左の廊下を通って宝物館へ。

それほど大きな宝物館ではありませんが、入って右手に
平安時代の重文、薬師如来坐像、それを取り囲むように四天王像(鎌倉時代の
増長天立像以外は平安時代の作、すべて重文)。
六波羅蜜寺が凄いのは、本堂やこういった仏像が応仁の乱などの
兵火を逃れ、現存していることです。

薬師如来はどっしりとした立派なお姿で、ところどころに金箔も残ります。
四天王も間近で見られる大きな立像なので、大迫力。
「薬師如来の、如来というのは悟りを開いたブッダの姿だから衣がシンプルで、
お薬師さまだから、左手に薬壺(やっこ)を持っているのよ。」

運慶作の地蔵菩薩坐像は「夢見地蔵」といわれ、穏やかな表情でいらっしゃいます。

平清盛坐像も有名ですが、もぐ息子が食い付いたのはやはり空也上人像
運慶の四男、康勝の作で、鹿の杖をつき、鳴り物を鳴らしながら、
疫病を治めるため京都を回るお姿です。
あらわになった胸やすねは痩せこけ、胸に迫るようなリアリティです。
空也上人の「南無阿弥陀仏」の念仏が、6体の阿弥陀仏となって現れます。
彫刻では表すことのできない「人間の祈りの声」の表現、
その写実性と、ファンタジーともいえるアバンギャルドな表現が一体になっている様子が
なんともいえず、心に訴えかけてくるのです。

「あの空也上人の口の形、あれは絶対、『南・無・阿・弥・陀・仏』の
『阿』の時だよね」という、もぐままのつまらない戯言に、
もぐ息子は耳を貸してくれません(笑)。

まあ、もぐ息子はもぐ息子で、一般的には美人でしなやかなイメージの吉祥天像の
イメージに反する、ちょっとどっしりした吉祥天に
「あの吉祥天、バイト先にいたおばちゃんにそっくりだわ。」
(*^_^*)

宝物館に安置されている像すべてが重要文化財、
もぐまま&もぐ息子による見仏記でございました。

六波羅蜜寺のあたりは平安後期に平家一門の拠点となり、
お屋敷が5200軒もあったそうです。
平家と源氏の争いで、平家が没落した後、六波羅は源頼朝のものになります。
六波羅は後に、京の警備・朝廷の監視・軍事行動を司る六波羅探題になりました。

本堂脇の「平清盛の塚」(奥)と「阿古屋の塚」(手前)を見るもぐ息子。

六波羅蜜寺7


阿古屋は五條坂に住んでいた白拍子で、平家の武士と恋仲で、
平家の残党狩りをする源氏方の代官から尋問されるも答えず、
弾かされた楽器の音色に乱れがなかったことから釈放される、という
悲恋は歌舞伎の演目にもなっているそうです。

お地蔵様がたくさん祀られている場所。

六波羅蜜寺8


あれ、ここ、前回とちょっと変わりました。
このたくさんのお地蔵様たちは、本堂が解体修理された時に
境内の発掘調査で発見されたものだそうです。
謎です・・・。

ミステリースポット第1番は六波羅蜜寺でした。

参照 京都で遊ぼうART 六波羅蜜寺


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Author:もぐまま
大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
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