もぐまま的パラダイス 東京の紅葉の名所 九品仏 浄真寺

お寺ブログのお仲間のoh pattiさんが、かつてご自身のブログで
この紅葉はまるで京都! ブルーヘッド仏の寺」として紹介されていた、
東京都世田谷区にある浄真寺(じょうしんじ)を訪れました。
かねてより紅葉の時期か、お寺の行事の際にぜひ行きたいと思っていて、
この紅葉の季節に訪れることができました(*^_^*)

最寄駅は東急大井町線「九品仏駅」(九品仏浄真寺が名前の由来)ですが、
隣の自由が丘駅はかつて九品仏前駅と名乗っており、自由が丘で下車して
おしゃれな街並みをちょっと楽しんでから徒歩で浄真寺に向かいました。

浄真寺の参道です。

九品仏 浄真寺 紅葉1


木々が美しく色づいており、参拝者でいっぱいです。

境内図

九品仏 浄真寺 境内図


開山は江戸時代初期の僧・珂碩(かせき)上人。
四代将軍徳川家綱の時代に、奥沢城の跡地を賜り、浄真寺を創建。
現在も、「江戸名所図絵」にある堂宇の配置とほぼ変わらないそうです。

総門

九品仏 浄真寺 紅葉2


「九品仏」(くほんぶつ)の名で知られる浄真寺は、正式には
「九品山唯在(ゆいざい)念仏院淨眞寺」という浄土宗の寺院です。
総門扁額に『般舟場』(はんじゅじょう)とありますが、浄真寺第二世
珂憶(かおく)上人の高弟・珂慶(かけい)上人の筆によるもので、
般舟三昧経というのがあるそうで、行道念仏して現前に諸仏を見ることを
般舟というそうです。

総門を入ったらいきなり紅葉スポットで、カメラやスマホを構えた人で
溢れています。

九品仏 浄真寺 紅葉3


閻魔堂

九品仏 浄真寺 閻魔堂1


浄真寺は拝観料がなく、写真もOKみたいなんですよ。

堂々たる閻魔様!かっこいいです!

九品仏 浄真寺 閻魔堂2


奪衣婆さまもいらっしゃいます^_^;

九品仏 浄真寺 閻魔堂3


そこここに、紅葉がさらに絵になるお地蔵様がたがいらっしゃいます。

九品仏 浄真寺 紅葉4


仁王門が見えてきました。

九品仏 浄真寺 仁王門


うーむ、人がいっぱいで、こんな感じで下の方をカット^_^;

仁王像は必ず撮ります^^

九品仏 浄真寺 仁王像2 九品仏 浄真寺 仁王像1


迫力の赤!

仁王門のところに二十五菩薩来迎会(おめんかぶり)のお知らせが出ていました。

九品仏 浄真寺 おめんかぶり


3年に1回の開催で、ちょうど今年の5月にあったんですよね。
ぜひこの時訪れたかったのですが、その頃、奈良の久米寺での「二十五菩薩練供養」
ブログ記事)を見ていたんですよ。
次は2020年か~(遠い目)。

仁王門をくぐっても、美しい紅葉はまだまだ続きます!

九品仏 浄真寺 紅葉5


鐘楼

九品仏 浄真寺 鐘楼


さらに「インスタ映え」するスポットもたくさん!

九品仏 浄真寺 紅葉6



九品仏 浄真寺 紅葉7



九品仏 浄真寺 紅葉11


東京都指定天然記念物のイチョウ(推定300年)

九品仏 浄真寺 イチョウ


仏足石

九品仏 浄真寺 紅葉8



九品仏 浄真寺 紅葉9


三仏堂のあたりから見た本堂

九品仏 浄真寺 本堂6


うっひょ~!大きな仏像が見えます\(◎o◎)/!
本堂は「龍護殿」とも呼ばれます。

九品仏 浄真寺 本堂1


木造釈迦如来座像です。

九品仏 浄真寺 本堂3


ちょっと厳しいお顔のお釈迦さまですが、荘厳で本当に美しいです。

本堂向かって左手の脇壇にはアフロヘアーの五劫思惟阿弥陀如来!

九品仏 浄真寺 本堂4 


京都の金戒光明寺(ブログ記事)の五劫思惟阿弥陀仏(石造)は最近とっても有名になりましたが、
浄真寺にもいらしたとは知りませんでした(☆。☆)
法蔵菩薩が五劫という気の遠くなるような長い年月、どうしたら人々を救えるかと
髪(螺髪・らほつ)が伸び放題で思惟(しゆい)し、
菩薩から阿弥陀如来へと変わられる瞬間のお姿だそうです。
全国にも16体ほどしか存在しないらしいです。

納経所がありましたので御朱印をお願いしました。
「九品阿弥陀佛」と「五劫思惟」の2種類あって・・・

九品仏 浄真寺 御朱印 九品阿弥陀仏 九品仏 浄真寺 御朱印 五劫思惟


やっぱり両方いただいちゃいますよね(*^_^*)

本堂から見える枯山水庭園。

九品仏 浄真寺 本堂2


こちらは池泉式庭園。

九品仏 浄真寺 本堂5


本堂を出て、本堂と対面している三仏堂中央の上品(じょうぼん)堂。

九品仏 浄真寺 上品堂


釈迦如来のいらっしゃる本堂は此岸(しがん)(穢土・えど)で、あちらに見える
阿弥陀如来がいらっしゃる三仏堂が彼岸(浄土)であり、極楽浄土の世界が
表されています。
「おめんかぶり」の行事の際には、三仏堂と本堂の間に懸け橋がかかり、
念仏行者の臨終に、阿弥陀さまが二十五菩薩を従え、西方浄土から来迎される様子を
表した儀式が行われます。

上品堂と、右手の中品(ちゅうぼん)堂。

九品仏 浄真寺 上品堂 中品堂


このように、中央に上品堂、右手に中品堂、左手に下品(げぼん)堂と、
3つのお堂が並びます。

まず上品堂にお参りします。

九品仏 浄真寺 上品堂2


中央が上品上生仏、右が上品中生仏、左が上品下生仏になります。
中品堂、下品堂も同様で、それで9体の阿弥陀さまで九品仏です。
臨終の際、その人のランクに応じた阿弥陀さまがお迎えに来られるという・・・^_^;

上品堂はお飾りもゴージャスなんですよね。
ま、そういうことですね(笑)。

中品堂

九品仏 浄真寺 中品堂


中品上生仏は「平成九品佛大修繕事業」によりお留守になっていました。
大修理は2014年に始まり2034年に終了予定のようです(@_@;)
長い年月をかけられるのですね。

九品仏 浄真寺 中品堂2


お堂には「中品上生」の額が掛かっていますが、写っているのは
中品中生仏です。
それぞれのお堂で、手の形(印相)が異なるのですが、中品堂の阿弥陀さまは
右手・左手で、オッケー・オッケーの説法印。
ちょっと安心な感じがするので、こちらの方々あたりがいらしてくださると・・・(^◇^)

下品堂

九品仏 浄真寺 下品堂


うん、でも、下品堂の阿弥陀さまも皆様お優しそうだから、
どなたが来てくださっても大丈夫かな(´~`ヾ)

浄真寺は九体阿弥陀仏のお寺として、今年8月に訪れた
浄瑠璃寺(九体寺)(ブログ記事)と双璧を成します。
浄瑠璃寺の西方九体阿弥陀如来像が国宝であるのに対し、
浄真寺の九体阿弥陀仏は東京都の有形文化財だそうです。
文化財の指定について詳しくは知らないのですが、こんなに立派な
9体揃った阿弥陀さまが存在するのに、国指定の文化財じゃないんですよね。

拝観料もお取りにならず、それはきっと地元の方々から親しまれ、いつでも
お参りに来られるように、ということなのだろうと推測しますが、
紅葉はまだもう少し楽しめそうですので、ぜひお越しになって、
お賽銭多めでお参りください(*^_^*)

で、9体の阿弥陀さまがいらっしゃるお寺というのは、西の浄瑠璃寺と東の浄真寺だけかと
思いきや、調べてみたら、長野市に九品院蓮台寺というお寺があり、
保安元年(1120)の火災で1体のみ残し消失、現在その1体は重文指定され収蔵庫に、
8体は元禄時代に作られたものがあるそうです。
ちょっと興味が湧いてきました(^^)
宿題がひとつできました。

九品仏 浄真寺 紅葉12


さて、九品仏までやってきたので、東急で九品仏駅から2駅の等々力駅まで乗り、
等々力渓谷に行ってみようかな♪


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東京都区内唯一の渓谷 等々力渓谷(1)

九品仏浄真寺(ブログ記事)の九品仏駅から東急大井町線に乗って
等々力駅にやってきました。
駅前は人通りや車通りも多く、至って普通の住宅地です。
こんなところに本当に渓谷があるのでしょうか。

わずかばかり歩いたところにスーパーの「成城石井」があり、その角を
曲がってみました。

橋があって緑深い樹林が見えました。

等々力渓谷1


すぐに「等々力渓谷入口」の看板が!

等々力渓谷2


階段を下りていくと・・・

橋の下へ。

等々力渓谷3


アーチ形の赤い鉄骨が印象的な「ゴルフ橋」。
昭和の初めに旧下野毛、等々力村に広大なゴルフ場があったことに
由来しているそうです。

先へ行ってみます。

等々力渓谷7


この写真ではたまたま人があまり写っていませんが、すでに夕刻であるにもかかわらず、
人通りは多く、散策の人もいれば、ジョギングや、どうやら地元の人々も
ここが便利なのか、お勤めやお買い物帰りの人も見られます。

周辺地図

等々力渓谷4


見所がいくつもありそうですね(*^_^*)

等々力渓谷5


東京都指定名勝の等々力渓谷は、武蔵野台地の南端を谷沢(やざわ)川により
浸食されてできた約1kmの渓谷で、台地と谷の標高差は約10mあるそうです。

等々力渓谷6


シダ、ヤツデ、シュロなんかが見えて、突然ジャングルにでも
迷い込んでしまったようです^_^;

環状8号線の玉沢橋です。

等々力渓谷8


この静かで爽やかな渓流の上が渋滞の名所、環八なんですよ!

恐らくここは、冬も夏も、昼なお暗き深い谷なのです。

等々力渓谷9


何やら古墳的なものがあるようなので行ってみます。

東京都指定史跡 等々力渓谷3号横穴(おうけつ)

等々力渓谷 3号横穴1


古墳時代末期から奈良時代にかけての横穴墓が6基以上
発見されているそうです。

等々力渓谷 3号横穴2


昭和48年に発見された3号横穴の床には河原石が敷かれ、3体の人骨と共に
1対の耳環(じかん・イヤリング)と土器が副葬されていました。
近くに1号と2号もありましたが、「跡」となっており、穴もなかったので、
埋め戻されたのでしょうか。

この先、「不動の滝」や「等々力不動尊」というのが地図にあるので、
そこまで行ってみたいと思います。


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大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
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