天平のイケメン仏像 国宝十一面観音 聖林寺

談山神社でバスに乗り、「聖林寺」で下車しました。
降りたのは女性のひとり旅さんと、ご夫婦と思しき熟年のおふたり連れ、
そしてもぐまま。

のどかな棚田の風景が広がります。

聖林寺 棚田


もぐままが写真なんぞを撮影している間に、みなさんは先に行ってしまわれました。

聖林寺1


紫陽花が鮮やかに咲いていたりするし・・・。

聖林寺2


立派な石垣の、お城かお屋敷かというような建物。

聖林寺3


霊園山(りょうおんざん)聖林寺(しょうりんじ)です。

聖林寺4


かなりの高台になっておりまして、この眺めです。

聖林寺5


北の方角、右手のなだらかな山が三輪山・・・
そして奥に見える前方後円墳が箸墓(はしはか)古墳ですかね。

聖林寺7



聖林寺6


箸墓古墳は卑弥呼の墓という説があり、箸墓古墳のある纒向(まきむく)遺跡では
近年の調査で、東西に一直線に並ぶ大型建物の遺構が見つかったり、
(全国各地から集まった)多種の土器も発見されて、魏志倭人伝にある
邪馬台国は30ヶ国の人が交易していた、という記述と一致するらしいのです。
もぐままのしろうと考えでは、ここが邪馬台国で、ヤマタイがそのままヤマトになったと
単純に考えてしまうのですけれどね(^◇^)
桜井市はミステリーが多くて魅力的ですよね( ´艸`)

聖林寺本堂

聖林寺10



聖林寺12


鐘楼があり・・・

聖林寺8


庭園は小さいですが、立派な建物があります。

聖林寺9


聖林寺は奈良時代の和銅5年(712)に藤原鎌足の長男・定慧(じょうえ)が
妙楽寺(現談山神社)の別院として建てたとされています。

聖林寺13


本堂にお参りします。
本堂御本尊は丈六の子安延命地蔵菩薩坐像で、大きくて真っ白だなぁ、と
思ったら石仏でした。

聖林寺14

(パンフレットより)

地蔵菩薩の左右に掌善・掌悪童子という、衣に繊細な模様が施された童子像も
素晴らしく、子安地蔵というのにふさわしい穏やかな空間になっています。
阿弥陀三尊像や十六羅漢の屏風などもとても立派で、間近で拝見でき、
芸術鑑賞の場としてもとても落ち着いて拝観できるお寺です。

本堂を出て、斜面になった渡り廊下を上がっていくと観音堂です。
昭和35年に造られた我が国初めてのコンクリートの収蔵庫だそうで
重い鉄の扉を開けて入ります。

堂内は真っ暗で、ガラスの向こうにいらっしゃる国宝の十一面観音菩薩立像にだけ
ライトが当たっています。
天平時代の木心乾漆像で、760年代に東大寺の造仏所で造られました。
かつては三輪山・大御輪寺(大神神社の神宮寺)の本尊でしたが、明治の廃仏毀釈から
逃れるように当地に運ばれ、フェノロサや岡倉天心らによりご開扉されました。

ずっと以前から拝見したいと思っていた観音様でした。
整ったプロポーション、端正なお顔、優美な衣、柔らかな指先・・・
とても有名な観音様ですが、肉づきの良さとしなやかなボディラインは、
木彫ではなく乾漆像だからでしょうか。

この観音様もですが、聖林寺は、間近で、正面から、
納得するまで向き合える仏様のいらっしゃるお寺です。

ご本尊の地蔵菩薩と十一面観音で御朱印をいただきました。

聖林寺 御朱印


観音堂の収蔵庫が老朽化し、耐震性のある収蔵庫の建立を望まれているそうです。
ひとりでも多くのかたがお参りされて、お力になっていただけたらなぁ、と思います。

聖林寺11


(6月24日参拝)
関連記事



にほんブログ村に参加しています。
今日の記事がおもしろかったら、ぽちっとお願いいたします。
励みになります。ありがとうございます!
にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 鎌倉情報へ

ツイッター始めました!
神社仏閣、鎌倉情報を中心に「ツイート」「リツイート」しています。
よろしかったらこちらにもお立ち寄りくださいね(*^_^*)

テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

コメントの投稿

非公開コメント

この間、住職さんの講義を聞いていたけど、
廃仏毀釈までは、どこも、それなりに力を持っていたらしい。
江戸幕府もそれなりの保護をしていたようですし・・・

その後は悲惨で、、、
維持するのがやっと、、、ってことが多いようです。

話がずれた。。。
だから、残っているお寺は立派だなーっと思うけれども、
次の建て替えが出来るとは限らず、今しか、見れないのかも。。。

nozokimiさん、こんにちは(^^)

結局、江戸幕府に保護されていた仏教寺院が幕末には堕落して、
神社は寺院に管理される立場であって、明治に入り、その反動で、
神仏分離令から廃仏毀釈の気運が高くなったということなんでしょうね。
地方のお寺に行ったら、首を刎ねられた石仏が今も並んでいたりして
痛々しいですけれど、
行き過ぎると必ず揺り戻しが来る、そうやって軌道修正されながら
時代は進むものなのでしょう。

お寺も神社も、現在まで残っている仏像や宝物は、戦争や火災やそういった運動をもくぐり抜けてきた
古い貴重な文化財ですから、維持、管理は大変な労力と財源が必要だと思います。

今はお寺さんも神社さんもどうにかやってこられていますけれど、
今がぎりぎりの時なのかもしれません。
これをどうやって守っていくのか、いかないのか・・・
私も自問自答しながら寺社巡りをしているところです。
プロフィール

もぐまま

Author:もぐまま
大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
ツイッターはこちらから。
*追いかけ更新をしている時がございます。ご了承くださいませ。
*画像の個人利用はご自由に♪転載の場合はお声掛けください。

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
最新記事
快慶作の文殊菩薩 安倍仲麻呂と安倍晴明ゆかりの寺 安倍文殊院 2017/07/19
桜井遺跡散策 メスリ山古墳から安倍寺跡へ 2017/07/14
天平のイケメン仏像 国宝十一面観音 聖林寺 2017/07/12
秘仏・談峰如意輪観音の特別公開 談山神社(4) 2017/07/05
大阪 都島神社の大祓式 2017/06/30
期間限定御朱印と紅葉おみくじ 談山神社(3) 2017/06/28
最新コメント
Twitter
にほんブログ村
ご訪問ありがとうございます。当ブログは以下のカテゴリーに参加しています。一日一回どちらかのバナークリックが有効です。何かお役に立つ情報がありましたら応援クリックが励みになります。ありがとうございます。
検索フォーム
お探しのお寺などの名称を入力してください
月別アーカイブ
神奈川の天気予報

鎌倉情報・巡礼情報リンク
OKADOさん、リスペクトです!
ブロとも一覧

東京ぶらぶらり

御朱印もとめて鎌倉散歩

行った気分で京都。 そうだ、鎌倉あたりにしとこう。

よくろべ(じじまる)のお寺さん巡り
鎌倉情報 注目記事
子宮頸がん予防ワクチンを受ける前に
私はひとりの女の子の母親として、子宮頸がん予防ワクチンに疑問を持っています。 もし、ご家族に女の子がいらっしゃいましたら、ぜひみかりんさんのブログにお立ち寄りいただき、お読みいただけましたら幸いです。
みかりんのささやき
お勧めガイドブック

頼りになる地図はこれ!


鎌倉三十三観音巡り<改訂版>


歴史とルートをもっと詳しく

「御朱印」で検索
いらっしゃいませ
あなたは

人目のお客様です
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR