立派な一木造りの阿弥陀如来に仰天 南山城 岩船寺

南山城(みなみやましろ)・当尾(とうの)の里の浄瑠璃寺(ブログ記事)を訪れ、
近くに岩船寺(がんせんじ)というのがあるので行ってみようと。
岩船寺ってテレビのお寺番組で見た記憶がないし、名前をちらりと聞いたことがある程度。
ともかく、行ってみます。

岩船寺近くで駐車場を探すのですが、車でお寺巡りをするかたはご存じだと思うのですが、
駐車場とあるから停めて歩いたら、まだその先、お寺のすぐ近くにも駐車場があった、
なんてことがあるのです。

てことで、岩船寺駐車場はあったのですが、まだあるんじゃないかと車を走らせたら、
狭い山道に入ってしまい、戻ることもできず・・・。
広い道に出た、と思ったら、そこは「ミロクの辻」というところでした。
(横溝正史の小説なんかに出てきそう(笑)。)

看板らしきものがあるので降りてみました。
アスファルトの道路であるにもかかわらず、どこからか湧水が湧いているようで、
水がちょろちょろと流れています。
道端の草むらでぴょーんと、恐らくカエルだと思いますが飛び跳ねました。

弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)

当尾 弥勒磨崖仏1


むき出しの岩に線彫りがなされています。
文永11年(1274)笠置寺の弥勒如来磨崖仏を写したもので、
笠置に近い当尾での弥勒信仰を物語る作例だそうです。

近くに寄ってみたのですが・・・

当尾 弥勒磨崖仏2


全体像ははっきりしないのですが、衣の衣紋のようなのは見て取れます。

浄瑠璃寺や岩船寺のあたりはかつて小田原と呼ばれ、お寺や修行場が点在していたそうで、
磨崖仏や石仏、石塔が多数残っています。

「当尾の石仏を訪ねるみち」は「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選ばれていて、
もぐまま、とっても興味を引かれております。
今回は時間的余裕がないのですが、いずれまた石仏巡りをしてみたいなぁ(*´-`)

来た道を戻り、駐車場に車を止めたら、そこが岩船寺のまん前でした(´~`ヾ)

真言律宗、高雄山岩船寺 山門

岩船寺 山門


お寺の表札に紫陽花が描かれているように、岩船寺も、訪れた浄瑠璃寺も
「関西花の寺二十五ヶ所霊場」の札所寺院です。

山門のちょっと手前のところに、僧が身を清めたという石風呂があり・・・

岩船寺 石風呂2


鎌倉時代のもので、これも石の遺物のひとつです。

そして、もぐままが聖地に近づくと現れる爬虫類。

岩船寺 石風呂1


さて、山門をくぐると正面にこの景色。

岩船寺 三重塔1


こぢんまりとした境内です。
三重塔は室町時代の重要文化財、十三重石塔は鎌倉時代の重文です。

左手のほうに細い道があるので入って行きます。

石室不動明王立像

岩船寺 石室不動明王


厄除け地蔵菩薩

岩船寺 厄除け地蔵菩薩


五輪塔

岩船寺 五輪塔


鎌倉時代の重文。東大寺別当平智僧都の墓と伝わります。
当尾で最大のものだそうです。
お寺の境内にも石文化がたくさん残っています。

右手が本堂なのでお参りに。

岩船寺 本堂


岩船寺は天平元年(729)聖武天皇が出雲国不老山大社に行幸の時、霊夢をご覧になり、
行基を開山として建立した阿弥陀堂が始まりと伝わります。

昭和63年に再建されたという本堂、入っていきなり仰天です(@_@;)
思いもかけない、像高が3メートルもあるという御本尊の阿弥陀如来坐像(平安時代)。
しかもケヤキの一木造りだそうです。
そんな大きなケヤキが存在するのか、っていうぐらい巨大です。
お顔は穏やかで、ずーっと眺めていて、癒されたい気分になります(*^_^*)
あまりにお優しいからか、強そうな四天王(鎌倉時代)にお守りされています。
お坊様(ご住職?)がお声掛けくださって、ご説明をいただきました。

しばらく阿弥陀様と対面していましたが、お堂をぐるりと一周。
阿弥陀様の裏手にはちょっとミニチュアタイプの十二神将がいらして
かわいらしかったです。

で、御朱印をいただこうと並んでいたら、象に乗られた普賢菩薩様が描かれた
オリジナル御朱印帳があったのですが・・・
その時は深く考えなかったのですが、本堂内で拝見した憶えがない・・・。

岩船寺は鎌倉から江戸末期まで興福寺一乗院の末寺でありましたが、
明治14年に西大寺(真言律宗)の末寺になったということです。

どうやら、普賢菩薩騎象像(平安時代・重文)は「西大寺展(HP)」に出陳中で
お留守だったようです。
もぐまま、ちょっと記憶がアヤシくはなっているのですが、「西大寺展」の東京展で
お会いしていたみたいです゚(´~`ヾ)

御本尊で御朱印をいただきました。

岩船寺 阿弥陀如来 御朱印


素敵です~♪

境内をもう少し。

阿字池

岩船寺 三重塔2


三重塔

岩船寺 三重塔3


三重塔の奥に鐘楼がありました。

岩船寺 鐘楼1


報恩の鐘
いかされていることに感謝
心をこめてお撞きください
合掌

とあります。

先にお参りしちゃったから、「出鐘」(でがね・お参りの功徳がなくなる)に
なってしまうので、躊躇していたら、もぐぱぱはそっこーで撞いていました。
(撞ける鐘があったら必ず撞く主義らしい。)
まあ、もぐままも感謝の気持ちでゴーン ( ̄人 ̄)

梵鐘をCASIO EXILIM EX-ZR3200のアートモードで。

岩船寺 鐘楼2


三重塔からの境内の眺めがまた素晴らしく。

岩船寺 境内


ピンク色のサルスベリが咲いています。
岩船寺は最盛期には39の坊舎があったそうですが、今はこんなに小さなお寺です。
でも、仏像も庭園も、とーっても素敵!
また違う季節に再訪したいです(*^_^*)
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大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
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