美しい景観の中に刻まれた巨大磨崖仏 室生 大野寺

室生寺からのバス、終点の室生口大野駅のひとつ手前、「大野寺」で下車します。

室生 大野寺1


宇陀川沿いに建つ大野寺(おおのでら/おおのじ)。
間口の小さなお寺ですが、川沿いの紅葉(黄葉)が映えて、美しい佇まいです。
冬期の拝観時間は4時までではないかと思うのですが、なんとか間に合いました。

拝観料300円を納め、お寺の塀越しに見えたのが・・・

室生 大野寺2


宇陀川を挟んで対岸に見えるのが国指定史跡の「大野寺石仏」。
ほわー!川のせせらぎ、こんもりとした小山の緑と紅葉、そして磨崖仏・・・
訪れる人もまばらで、絶景ひとりじめ、といったところです。

本堂

室生 大野寺3


寺伝では、白鳳9年(681)役小角(役行者)が草創、天長元年(824)空海(弘法大師)が
室生寺開創時、西の大門と定め、堂を建立して弥勒菩薩を安置、
慈尊院弥勒寺と称しました。

本堂にはご本尊として木造弥勒菩薩立像(秘仏)が安置されます。
また旧国宝で国重文の木造地蔵菩薩立像は鎌倉初期の作。
豪族の侍女が火あぶりの刑に処せられる時、身代りとなって半身焼けられたので
「身代り焼地蔵菩薩」と呼ばれるそうです。

本堂脇にはとっても素敵なお顔の石のお地蔵様。

室生 大野寺4


境内奥には「大野寺石仏」の遥拝所があります。

室生 大野寺5



室生 大野寺6


対岸にある弥勒磨崖仏は興福寺の僧・雅縁の発願により、承元元年(1207)から制作が開始され、
同3年に後鳥羽上皇臨席のもと開眼供養が行われました。
高さ約30mの大岩壁に高さ13.8mにわたって光背形に掘り窪め、像高11.5mの弥勒仏立像が
線刻で表わされています。
山城国笠置山にあった弥勒の大石仏(現在は光背のみが残る)を模したものです。

遥拝所からの遠目では見えづらいのですが・・・

室生 大野寺7


カメラでズームしていくと・・・

室生 大野寺9



室生 大野寺10



室生 大野寺8


お顔の様子や衣のひだ、蓮華に立っていらっしゃってその蓮の花びらは
確認できます。

岩壁の左下の丸いところには種子曼荼羅が彫られています。

庫裡にはカラフルな菊の花が飾られていました。

室生 大野寺11


御朱印をいただきました。

室生 大野寺 御朱印


書いてくださった女性のかたに、「今日はわりあいと暖かくて助かりました」と
申しましたら、
「そうでしたね。でも宇陀は奈良で一番寒いところなんですよ」と。
真冬は厳しそうですね^_^;

大野寺は枝垂れ桜の名所で、樹齢300年の小糸しだれ桜の古木2本と
紅しだれ桜10本が咲くそうです。

室生 大野寺13


こののどかなところが大混雑するそうで^_^;
この枝々が満開になったら見事でしょうね!

室生寺から次のバスが下りてきました。

室生 大野寺12


川沿いの立派なイチョウの木の葉っぱを入れて。

室生 大野寺14


この「彼岸」の景色がどうにも素晴らしくて、離れがたい気持ちになりました。

室生 大野寺15


徒歩で室生口大野駅へと帰路につきました。
関連記事



にほんブログ村に参加しています。
今日の記事がおもしろかったら、ぽちっとお願いいたします。
励みになります。ありがとうございます!

にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 鎌倉情報へ
にほんブログ村

テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行


コメントの投稿

非公開コメント

素晴らしい!

もぐままさん、おはようございます(^_^)v


大野寺、周りの景色に溶け込んでいる感じが良く分かりました。

お堂も境内も綺麗にされており、それが一層良さを醸し出しているのですね。

石仏、これは見事ですね。
800余年も前に彫られたのに、風化もせずに今も変わらず残されているのが凄いです\(^o^)/

紅や黄と緑の絶妙のバランスで描かれる景色は、美しい景観に他ならないですね(*^_^*)

絵になる紅葉名所認定です^^

じじまるさん、おはようございます(^^)/

室生寺で長居してしまい、時間的にギリギリではあったのですが、
大野寺を訪れることができてよかったです。

磨崖仏は対岸なので、双眼鏡があるといいかもですね。
スマホで撮影されようとしていたかたに、デジカメの画像をお見せしたら、
おお~!っておっしゃっていました(^◇^)

画像からもわかるように、大野寺の境内に入らなくても磨崖仏は見られるのですが
大野寺と磨崖仏で「大野寺石仏」史跡ですし、ぜひ遥拝所からも
参拝したいところです(*^_^*)

春の枝垂れ桜にもぜひ行きたいと思ったのですが、この秋の風情の素晴らしさ!
紅葉の名所で芋洗い状態になるのは、何のために行っているのだ?という気分にもなりますが
こういう隠れた名所に出会うと、なおさら、やった~♪とガッツポーズです(≧∀≦)♪
プロフィール

もぐまま

Author:もぐまま
大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
ツイッターはこちらから。
*追いかけ更新をしている時がございます。ご了承くださいませ。
*画像の個人利用はご自由に♪転載の場合はお声掛けください。

カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリ
最新記事
上野の森に残る江戸 上野東照宮 2018/11/17
京都 大報恩寺「快慶・定慶のみほとけ」展@東京国立博物館 2018/11/09
茅ヶ崎をブラタモリ 2018/11/01
「花と鳥のエデン」小原古邨展@茅ヶ崎市美術館 2018/10/31
秩父・横瀬町 寺坂棚田の彼岸花(2) 2018/10/10
再び参拝 秩父観音 第25番 彼岸花の久昌寺 2018/10/08
最新コメント
検索フォーム
お探しのお寺などの名称を入力してください
Twitter
にほんブログ村
ご訪問ありがとうございます。当ブログは以下のカテゴリーに参加しています。1日1回どちらかのバナークリックが有効です。応援クリックが励みになります。ありがとうございます。
にほんブログ村 旅行ブログ 遍路(・巡礼)へ にほんブログ村 地域生活(街) 関東ブログ 鎌倉情報へ

月別アーカイブ
鎌倉情報・巡礼情報リンク
OKADOさん、リスペクトです!
お勧めガイドブック

頼りになる地図はこれ!


鎌倉三十三観音巡り<改訂版>


歴史とルートをもっと詳しく

「御朱印」で検索
いらっしゃいませ
あなたは

人目のお客様です

ブロとも一覧

東京ぶらぶらり

御朱印もとめて鎌倉散歩

行った気分で京都。 そうだ、鎌倉あたりにしとこう。

よくろべ(じじまる)のお寺さん巡り
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR