「花と鳥のエデン」小原古邨展@茅ヶ崎市美術館



「花と鳥のエデン」小原古邨展@茅ヶ崎市美術館、NHK「日曜美術館」の放送の前に
行くつもりだったのですが、風邪をひいてしまい、出遅れました。

いよいよ11月4日までです。


小原古邨展@茅ヶ崎市美術館13


明治から昭和時代の画家・小原古邨(おはらこそん)は日本では無名ですが、
フェノロサの勧めにより海外向けに描いた作品が大ヒット、
肉筆画では追い付かず、木版画を制作しました。
今回230点の花鳥画の版画が展示されています。

フラッシュを使わない写真撮影、SNSへのアップが許されています。



小原古邨展@茅ヶ崎市美術館8



小原古邨展@茅ヶ崎市美術館9



小原古邨展@茅ヶ崎市美術館10


つがいや親子など、複数の生き物が描かれていることが多く、そこに暖かな
物語が垣間見えます。




小原古邨展@茅ヶ崎市美術館11



小原古邨展@茅ヶ崎市美術館1

蝉の羽には雲母の粉を定着させた雲母摺(きららずり)が施されています。


小原古邨展@茅ヶ崎市美術館12

蓮の花びら、おしべ、茎のぶつぶつなど、版画とは思えない繊細さです。


小原古邨展@茅ヶ崎市美術館2

ひまわりの花のぽつぽつも!
まるで筆で描いているかのよう。




小原古邨展@茅ヶ崎市美術館14

すずめと共に描かれたみみずく。
すずめがチュンチュン鳴き始める頃、眠くなるのでしょうか。
表情がなんとも愛らしいです。




NHKの放送でカラスに光を当てる実験をやっていましたが・・・

小原古邨展@茅ヶ崎市美術館5

羽根に正面摺という技法が施され、光を当てると反射して艶が出て見える、
というのですが、光が当たっていないとはっきりとは見えません。
が、光を当ててはいけません。


「温め鳥」って初めて知りました!

小原古邨展@茅ヶ崎市美術館3

(焼き鳥を温めることじゃないです。)


小原古邨展@茅ヶ崎市美術館4

犬や猫などのペットを飼っていると、寒い時にペットを抱き寄せて暖を取るやつ、
あれですね(笑)。


花鳥画:吉祥、寓意

小原古邨展@茅ヶ崎市美術館15



小原古邨展@茅ヶ崎市美術館6

この虎のシマシマ模様のところ、筆先が割れたような表現になっていて、
筆で描かれているように見えるんです。
定規の1ミリの目盛りの線より細く、もっともっと詰まっている。
これを彫り師に彫らせる画家も画家、それを彫ってみせる彫り師も彫り師。
摺り師だって負けてはいません。
絵具で描かれたようなグラデーションは摺り師の腕の見せ所。

そして、ハロウィンの本日にぴったりの作品。

小原古邨展@茅ヶ崎市美術館7

狐が蓮の葉でコスプレして踊っています(*^^*)

しかし、今日の茅ヶ崎の街角で、かぼちゃのランタン(=バケツ、お菓子用)なんか持って
コスプレしている子供たちを大勢見かけて、こういうイベントがすでに定着したのか、
それとも子供会か何かでやっているのか、ともかく驚きました。

小原古邨の暖かな色合いと暖かな物語と相まって、花と生き物が大好きなもぐままは
暖かな気持ちをお持ち帰りしてきました(*'ω'*)
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写真が撮れるのが良いですねぇ・・・

写真撮れない美術館等が多くて、
結局、思い出すこともなく、終わってしまうことが多いんですよね。

作品も暖かい気持ちになりますし、良いですね。

nozokimiさん、こんにちは(^^)

写真を撮れるのはいいのですが、スマホや携帯電話(!)で
パシャーーン(巨大音)、とか、たまに、フラッシュ!!なんてかたもいらして、
お年を召していると、その辺の設定がわからないようで(^^;)

撮影は作品保護や、マナーや、著作権の問題やら、いろいろあるので
難しいですけれど、最近はここだけOK、なんて工夫も多くなりました。

芸術って、どよーんとした気持ちになるのもありますが、
やっぱり見た後、暖かい気持ちになれるのがいいですよね(*^^*)

こんばんは。

何れも秀逸な木版画。拘り抜いた繊細な描写に醸し出されるメリハリの利いた輪郭やくっきりと鮮やかに抽出された色合い。時に擬人化された鳥獣のどこかとぼけた生き生きとした仕草や表情。何れも昨今の日本のポップカルチャーを代表する漫画やアニメにも通ずる色褪せない新鮮な印象を強く与えます。

私も一度、拝見してみたいです。

ROWさん、こんばんは(^^)

江戸時代の浮世絵とはまたちょっと違う風情がありますよね。
特に鳥さんたちの表情や決めポーズがよかったです。
生き物にも感情表現はあるのだな、と改めて気づかされたように
思います。

来年に原宿の太田記念美術館でも展示があるのでぜひどうぞ(*^^*)

プロフィール

もぐまま

Author:もぐまま
大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
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