人は死んだらあの世でどうなる? えんま寺、円応寺( 圓應寺)

建長寺まで行ったので、その足で、すぐ近くの 円応寺(えんのうじ)に行ってみました。
正直、あまり期待していなかったのですが・・・。

円応寺

円応寺1


円応寺は、建長2年(1250年)、閻魔(えんま)大王を御本尊として、智覚禅師(ちかくぜんじ)により
創建されました。人が死後に冥界で出会う、閻魔大王を中心とした「十王(じゅうおう)」を祀る
お寺です。

円応寺2


閻魔大王坐像(重文)は運慶作と伝わりますが、運慶は死後、閻魔様に、
「生前の欲深さの罪により地獄へ落ちるところだが、我が姿を彫刻し、
その像を見た人が悪行を成さず、善縁に趣くのであれば、娑婆(しゃば)に
戻してやろう」と言われ、現世に生き返り、彫刻をした、と伝わっています。

運慶は生き返った喜びで、笑いながら彫刻をしたので、閻魔様のお顔も
どことなく笑っているように見えることから「笑い閻魔」とも呼ばれています。

(円応寺パンフレットを参照、以降も参照)

お寺の受付で、御朱印帳を預け、御朱印をいただけるようにお願いしました。
そして、小さな境内に入ると、「堂内外すべて撮影禁止」と。

ううぅっ、カメラBBAのもぐままは、何も撮影させていただけないと
趣味を楽しめないことになるのでちょっと淋しいのです(´ω・`。)
でも、こればっかりは、仏像を守り、お寺の秩序を保つためですから
仕方のないことですね。

で、ちょっとがっかりな気分で堂内に入ったのですが、
見たところ十王の像が並んでいるだけのようですし・・・。

ところがとんでもありません。
ここは死後の学びのお寺でありました。

仏教において死後の世界は説きませんでしたが
充実した人生を送るために「十王思想」が生まれたようです。

亡者が冥界に行くと、十人の王様が「取り調べ」を行います。
最初の7日ごとに7人の「裁判官(王)」がいらしてこれで四十九日、
百ヶ日、一周忌、三回忌と、全部で10人の王がいらっしゃるから
「十王」となります。

人間は生まれ落ちるとともに、片方の肩には善行をチェックする「係員」、
もう一方の肩には悪行をチェックする「係員」が乗るそうです。
そして死後、その係員がこれらの王に「密告」するようです(笑)。
(もぐまま解釈による)

そして節目節目に、生前の罪の取り調べがあるのです。
すでに恐怖を感じますねぇ(´・ω・`)

三十五日担当の閻魔大王が、六道(天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄)の
どこに生まれ変わるか決定します。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

実は、遺族もうかうかしていられません。
百ヶ日、一周忌、三回忌に慎み深く法要を行わないと
善行か悪行か、判断材料にされかねないのです。
ヾ(・ω・`;)ノ

怖いですねぇ、怖いですねぇ・・・。

しかし、辛いのは審判を下される死者だけではありません。
閻魔様も、死者を地獄に落とすと、自らも罪を犯すことになり
ご自身も恐ろしい罰(溶けた銅を口に流し込まれる)を受けることになるそうです。
閻魔様も、できれば死者を地獄に落としたくないんですよねぇ。

十王の像を見ながら、このお話を読み進めていきます。
ええ、写真なんか必要ないです。
写真を撮影するのに夢中になって、大切なことを見落とす、なんてことは
しょっちゅうありますからね。

十王以外に、「奪衣婆(だつえば)」っていうかたもいらして、
三途の川を渡ると、この恐ろしい形相のおばあさんに身ぐるみ剥がされるらしいですよ。
その「三途の川」の「三途」とは、三か所っていう意味だそうです。
川を渡る時点ですでに、生前の行いによって振り分けがあります。
びしょぬれコース、衣の裾をたくし上げるコース、橋を渡れるコース・・・。
あの世のプロセスも、すべてシステム化されているのです。

もうおわかりでしょう。
人間、生きている間に、どんな悪いこともしちゃいけないんです。
最悪、閻魔様にまでご迷惑がかかります。

もう、めちゃめちゃ怖い気分になりながら、
恐ろしいお顔の十王を回った一番最後のところに
優しいお姿のお地蔵様がいらっしゃいました。
どれほど救われた気持ちになったことか(笑)。

忙しい現代社会に生きるアナタ、
ぜひ円応寺にお参りされて、日常の生き方を見直されてはいかがでしょうか(*^_^*)

御朱印ができていました。

円応寺4


円応寺でのお話は、インパクトがありすぎて
一生忘れることはないでしょう(笑)。

お寺を出たところにある石碑で撮影です。
パンフレットにあるお優しいお地蔵様のお姿です。

円応寺3
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