鎌倉 覚園寺の黒地蔵縁日

8月10日は鎌倉二階堂にある鷲峰山(じゅぶせん)覚園寺(かくおんじ)
(真言宗 泉涌寺(せんにゅうじ)派)の黒地蔵盆の日です。
覚園寺は6月7日に訪れた(ブログ記事)ばかりなのですが、
この黒地蔵縁日にはいずれ行きたいと思っていて、
8月10日、今日行かないといつ行く?という気分になり
出掛けることにしました。

黒地蔵縁日は8月10日午前0時に門が開き、
鎌倉の人々が深夜に徒歩で覚園寺を目指し、
大勢お参りに来られるそうです。
お参りは早い時間に行くほうがよいとされているそうですが、
横浜在住のもぐままは、車でも出さない限り、深夜から夜明け前にお参りするのは
不可能です。
でも、8月10日の正午までお寺は開かれているということなので
とうに明るくなった朝、自宅を出発です。
と思ったら、出掛けようとする矢先、横浜に大雨が・・・。
天気予報では午前中は久しぶりの雨マーク。
結構歩くはずなので、ずっと大雨では困ったなぁ、と気持ちが折れそうになったのですが
出掛けもしないのに決めつけちゃだめだ、と家を出たのです。

鎌倉駅に着いた時は空はピーカン!
あの天気予報は横浜限定だったのでしょうか?(笑)
やはり来てよかった(*^_^*)
バスに乗り大塔宮へ。
そこから覚園寺へは徒歩になりますが、せせらぎ沿いの谷戸の道を
老若男女、まだたくさんの人々が歩いて向かわれます。

覚園寺に続く谷戸の道


覚園寺に着きました。

覚園寺 黒地蔵縁日1


先祖回向
利益無尽蔵
と書いてあります。

今日は提灯が出ています。

覚園寺 黒地蔵縁日2


深夜から夜明け前に来ると、さぞや幻想的なことでしょう。

山門からは背丈ほどにも成長した蓮の鉢がいくつも見えました。

覚園寺 黒地蔵縁日3


蓮の花は早朝から午前中の間に美しく咲きます。

覚園寺 黒地蔵縁日4


覚園寺 黒地蔵縁日5


これらは、2日目、3日目ぐらいの咲き方でしょうか。
4日目には花びらが散ってしまいます。

緑深い愛染堂前。

覚園寺 黒地蔵縁日6


鐘をついてからお参りをします。

覚園寺 黒地蔵縁日7


愛染堂は扉が開けられ、御開帳されています。

覚園寺 黒地蔵縁日8


愛染堂には、愛染明王、鉄不動尊、阿閦(あしゅく)如来が
お祀りされています。
愛染明王は、私たちの欲望、煩悩を受け止め
よりよく生きる力にかえてくださるそうです。

多くの幸が巡ってくるよう、物事が前に進むよう念じて
天井から下がっている「百万遍の念珠」を回します。
そして般若心経を上げました。

8月10日が縁日の黒地蔵のいらっしゃる地蔵堂に向かいます。
通常はこの先が有料拝観エリアになりますが
ご縁日の日は無料です。

覚園寺 黒地蔵縁日9


自由拝観ではありますが、いつも通り、写真撮影はできません。

いただいた参拝案内図です。

覚園寺 黒地蔵縁日10


千体地蔵がお祀りしてある千体堂が特別施餓鬼(せがき)受付所になっており、
私は300円で3本のローソクと3組のお線香をいただきました。
新盆を迎える人が亡くなった方のために3年間施餓鬼(せがき)の供養をすると
亡くなった方は必ず成仏し、施餓鬼をした人は無尽蔵の御利益を授かる、ということです。
(ちなみに施餓鬼供養の塔婆は1基3,000円とのこと。)

黒地蔵尊のお祀りしてある地蔵堂ではお坊様が読経をされています。
深夜からずっと読経は続けられているのでしょう。
地蔵堂は五色の幕で囲われ、黒地蔵から五色のお手綱が出ていました。
ロウソクとお線香をお供えした後、
お手綱で黒地蔵さまとご縁を結ぶことができました。
般若心経を唱えられているのがわかったので、私も一緒に。

十三仏やぐらや恩恵薬師を経由し、
こちらも五色の幕に包まれた本堂の薬師堂へ。
境内のところどころに灯籠がしつらえてあって、
深夜はその灯りを頼りに境内を進むのでしょう。
薬師堂前でロウソクとお線香を捧げ、堂内に入ります。

仏像ワールドの薬師堂!
こちらでもお坊様の読経です。
6月に初めて対面した立派な薬師三尊と十二神将、鞘(さや)阿弥陀・・・
またじっくりと拝見できて感激です!
薬師如来からはお手綱、こちらでもご縁を結ぶことができました。



(2:25のあたりから覚園寺の仏像です。)


旧内海家住宅では朝6時から朝がゆ(有料)をいただけるようですが、
私がお参りした時間にはすでに片づけが始まっていました。

8月は本来は覚園寺さんはお休みです。

覚園寺 拝観日、拝観時刻


8月は、8月10日だけが拝観可能です。
荘厳で厳粛な時間を過ごさせていただきました。

こちらは6月7日にいただいた
黒地蔵尊の御朱印です。

覚園寺御朱印



後日更新の関連記事:
鎌倉・覚園寺の涅槃会 夜間特別参拝に行ってきました 2017-02-11
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ブログ拝読しました

京都市内在住の男性です。(私のブログもブログ村の[史跡神社仏閣]にエントリーしています)

鎌倉へは過去に何度も行ったことがあるのですが、未だに、観光名所以外の場所へ行けておりません。見どころがとても多い所のようなので、一泊二日の旅ではほんの一部しか行けませんね。

貴ブログを今後拝読し、鎌倉に関する知識を深めたいと思います。

「鉄不動尊」という名前、とても興味深いです。どういういわれで、このように呼ばれるようになったのでしょうか。

ご訪問ありがとうございます!

runningWaterX 様

はじめまして。こんにちは。
ようこそ私の拙いブログにお越し下さいましてありがとうございます<(_ _*)>
私は長年横浜に住みながら、鎌倉がすぐそばということを意識することなく過ごしてきて
(というのも、私は大阪出身なものでそのことがピンとこなかったのです(苦笑))
数年前から観光客のごとく鎌倉を探索し始め、貧しい知識しかないのですが、
ガイドブックを頼りに散策や巡礼を楽しんでいるところです。
鎌倉のことでしたら、地元のかたのブログに豊かで深い情報がたくさんあると思うのですが
私は宗教(主に仏教)に興味があり、なぜ宗教はなくならないのか、
どうして人々は信仰を必要とするのか、日本人が巡礼を好むのはなぜなのか・・・
これらのことを追求するには、やはりその中に身を置いてみるのが一番だろうと
観光客、もしくは(エセではあるかもしれませんが)巡礼者目線で
臨場感溢れるレポートができたら(つまりは日記(笑))いいかなぁ、と
思ってブログを綴っています。

さて、ご質問の「鉄不動尊」ですが、今年2015年6月7日のエントリーにも少し書いたのですが
神谷道倫著の「深く歩く鎌倉史跡散策」によりますと、
県重文の鉄造不動明王坐像は願行(がんぎょう)上人が大山寺(だいせんじ)(伊勢原市)
不動明王造立に先立って雛型として鋳たので「試みの不動」と呼ばれる、
とあります。
この本はとても素晴らしく、歴史的背景や史跡探訪のコースガイドなど
実に詳しく書かれており、私の教科書的存在です。
普段は覚園寺はお寺のかたによるガイド制になっており、この鉄不動尊に関して
愛染堂の前でご説明がありました。

runningWaterXさまは、音楽、芸術などに造詣が深くていらっしゃるのですね。
私も音楽が大好きで、洋楽を聴いて育ちました。20年ほど前からは
クラシック、ピアノ曲、オペラも楽しむようになり、
今、runningWaterXさまが作曲された美しい作品を少し拝聴させていただいています。
ご立派で素晴らしいですね!敬服いたします。

最近私は京都再発見の散策も楽しんでいますので、また京都にもおじゃますると思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

御礼申し上げます

もぐまま様

私の音楽作品をお聴きくださり、とうといご感想までいただき、まことにありがとうございます。

鉄造なので、「鉄不動様」なのですね。これでまた一つ、知識が増えました。

「巡礼者目線で」というスタンスに、心ひかれます。

これからも、しばしば、貴ブログを拝読させていただこうと思います。

ありがとうございます

runningWaterX 様

お寺巡りは私にいろいろなインスピレーションを与えてくれて
またブログで振り返ることにより、知識を増やすことにもつながっています。
これからもどうぞご贔屓にお願いいたします<(_ _*)>
プロフィール

もぐまま

Author:もぐまま
大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
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