あの世とこの世の境目 「六道の辻」

六波羅蜜寺の前の通りをそのまま北上すると「六道の辻」(ろくどうのつじ)に
出ます。

六道の辻


「六道」とは、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道のことで、
死後の世界は六種類あるということです。
生前の行いにより、これらの世界をぐるぐる輪廻転生するのです ((((;゚Д゚))))
輪廻転生は苦しみであり、そこから「解脱」されたのがお釈迦様です。
「天道」ですら苦しみで、この六道から解放された者だけが行けるのが
浄土なのであります。

「六道の辻」は、つまり、この世とあの世の境目ということです。
六道の辻から東、清水寺があるあたりは、その昔、
鳥辺野・鳥部野(とりべの)という葬送の地で、
その意味も、死んだ人を木に吊るし、「鳥葬」をしたことからだそうですΣ(゚д゚;)
鳥辺野への入口がこの六道の辻あたりだったといいます。

そしてここにあるお寺が西福寺。
六波羅蜜寺やこの西福寺のあるところの地名が「轆轤(ろくろ)町」と
いうのですが、昔は「髑髏(どくろ)町」といったとか。
(ついでに、「六波羅」という地名も「髑髏原」から来ているという説も。)
どんだけ怖いところやねん(>_<)

さて、この六道の辻にある西福寺。

西福寺1


平安時代初期に弘法大師がこの地に地蔵堂を建立し、
自作の土仏の地蔵尊を安置したのが始まりということです。
六道の辻地蔵尊は、六はら地蔵、子育て地蔵とも呼ばれるようです。

檀林(だんりん)皇后と弘法大師

西福寺 弘法大師


この絵がまず怖いんですけど・・・(>_<)

弘法大師が六道の辻地蔵堂を開基した頃、嵯峨天皇の皇后になられた
橘嘉智子(たちばなのかちこ)が厚く弘法大師に帰依し、
しばしばこの地蔵堂にお参りなさったそうな。
皇子の正良親王(まさらしんのう)が病気になった時、この地蔵尊に
病気平癒を祈願したところ、無事成長され、仁明天皇となられました。
このことから、子育て地蔵尊と呼ばれるようになったようです。

なんかこう、取り散らかったかんじがして・・・

西福寺2


水子地蔵尊のところには・・・

西福寺3


『子供のおもちゃ、お菓子等、置いて帰らないでください 西福寺』
なんて書いてあるし・・・

西福寺4


整然としていないところが
不気味です^^;

末廣不動明王と書いてあるお不動さま。

西福寺5


この地では、8月7日から10日まで、「六道詣り」(お精霊(しょうらい)さん迎え)という
精霊(御魂 みたま)を迎える風習があります。
その際に、この西福寺では、「六道十戒図」「六道絵」「檀林皇后九相図」「十王図」などが
公開されます。

特に「九相図」というのはかなりショッキングで、もぐまま、
横浜そごう美術館 「幽霊・妖怪画大全集」という美術展(→ブログ記事)で
福岡市博物館所蔵の「九相図」を見ました。

『九相図(くそうず)とは、屋外にうち捨てられた死体が朽ちていく経過を
九段階にわけて描いた仏教絵画である。
死体の変貌の様子を見て観想することを九相観(九想観)というが、
これは修行僧の悟りの妨げとなる煩悩を払い、
現世の肉体を不浄なもの・無常なものと知るための修行である。
仏僧は基本的に男性であるため、九相図に描かれる死体は、
彼らの煩悩の対象となる女性(特に美女)であった。
題材として用いられた人物には檀林皇后や小野小町がいる。
檀林皇后は信心深く、実際に自身の遺体を放置させ九相図を描かせたといわれる。 』
- ウィキペディアより -

この西福寺の「六道まいり」を詳しくレポートしてくださっているブログがありますので
(リンク歓迎だそうです)ありがたく紹介させていただきます。

ただし、閲覧注意!です。
霊感ゼロ、ばりばり文系のくせに生物(学)が大好きなもぐままは
わりと平気ですが、そういったことに弱いかたは、ひとりでトイレに行けなくなったり、
睡眠中にうなされる可能性がありますので、進入禁止でございます( ´,_ゝ`)

六道まいりへ行ってきました。もちろん、ひとりで。(1)西福寺

「命はかなし 最後は墓あり」
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西福寺

六波羅蜜寺に行った後に2回通りましたが、いずれの時も入れませんでした。

なんか入りづらい感じがするんですね〜(^_^;)

もぐままさんのブログを読んで、変に納得しちゃいました(^^;;

夜中、トイレに行けないと思うのでリンク先はパスしました(^ ^)

きっと

よくろべさん、こんにちは。

地元のかたにとっては「六道まいり」はとても大切な行事で、
西福寺での寺宝公開も見慣れていらっしゃるんでしょうね^^;

地獄絵図もかなりのものです(笑)。
昔の人々は発想や想像力が豊かだったんでしょうね、
豊か過ぎてグロいです(>_<)

この日の京都散策で、私の「京都観」がちょっと変わりました(´~`ヾ)
プロフィール

もぐまま

Author:もぐまま
大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
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