小野篁「冥土通いの井戸」 六道珍皇寺

おばんざいランチを済ませたところで、本日のメインイベント(?)
六道の辻にある六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)に参ります。

「六道の辻」については前述しましたが、
六道珍皇寺はなんと、「冥界への入口がある」お寺ですΣ(゚д゚;)
平安時代前期の役人であり、歌人、学者であった小野篁(おののたかむら)
(遣隋使・小野妹子の子孫であり、小野道風・小野小町の祖父にあたる)は
昼は役人として嵯峨天皇に仕え、夜は六道珍皇寺本堂の裏庭にある井戸から
冥界に下り、閻魔大王に仕えていたというのです。

六道珍皇寺1


さて、その六道珍皇寺がちょうど「秋の特別公開・寺宝展」を開催しているというので
「無宗教」もぐ息子と「ディープな京都」を体感しようと、共に訪れました。

六道珍皇寺 秋の特別公開


平成27年「秋の特別公開・寺宝展」の第Ⅲ期公開は、
11月21日(土)~23日(月・祝)なので、この秋もまだ拝観可能です。
平成27年「秋の特別公開・寺宝展」(HP

閻魔(えんま)・篁(たかむら)堂

六道珍皇寺2


小野篁像、閻魔像がお祀りされています。
お参りの人々が絶えません。
写真撮影禁止なのでこのあたりから。

迎鐘

六道珍皇寺3


これはまた珍しい鐘楼です。
梵鐘が外から見ることができません。

京都ではお盆は8月13日から始まり、16日の五山の送り火で終わるのですが、
それに先だって、8月7日から10日までの4日間、精霊を迎えるために
六道珍皇寺をお参りする習慣があるそうです。
これを「六道まいり」とか「お精霊(しょうらい)さん迎え」というそうです。

六道まいりでは、境内付近の花屋で高野槇(こうやまき)を買い、
この迎え鐘をつくそうです。
その行列がテーマパークもびっくりの長蛇の列になるようで、
京都の人々のお盆の行事への熱心さを感じますね。

この迎え鐘、つくことができました。
綱を引っ張って撞く鐘、ちょっと不思議な気分でした。

地蔵尊

六道珍皇寺4


六道まいりの時には、この地蔵前で、戒名を書いてもらった水塔婆(みずとうば)を
「おしょらいさん」が乗り移った高野槇で水回向するそうです。

京都に住まうと、年中行事がいろいろと大変そうですね^^;

三界萬霊供養塔

六道珍皇寺5


六道珍皇寺のHPによると、ここが「六道の辻」中心付近のようです。

六道珍皇寺 本堂

六道珍皇寺6


左手のほうが特別公開受付になっています。
特別公開期間中は、期間限定の特別御朱印も授与していただけるそうです。
そして、もぐまま、これまで京都といえば、洛陽三十三所観音巡礼
御朱印をいただいていただけなので、「京都用御朱印帳」(笑)を用意していませんでした。
御朱印帳は地域や用途別に持つようになり、たくさんあるのでもぐぱぱにはナイショ。

まずは六道珍皇寺オリジナル小野篁御朱印帳をいただきました。

六道珍皇寺 小野篁 御朱印帳


この御朱印帳、とってもいいんですよ!
紙が厚くて、どーんと立派な墨書きをいただいても、ほとんど裏写りしません。
また、裏側に表側の御朱印が透けて見えにくいので、両面使用も可能だと思います。

そして、この御朱印帳をいただくと、「医王殿」と藍金泥(ブルーメタリック)で御朱印が
書かれてあります。とってもスペシャルですよね!(*^_^*)

六道珍皇寺 御朱印1


ただしこの藍金泥の御朱印には日付が入らないので、
「本尊 薬師如来」でもいただきました。

六道珍皇寺 御朱印2


「国寶 本尊薬師如来」とありますが、
本堂にお祀りしてある薬師三尊像と、収蔵庫(薬師堂)に
安置されている重文の本尊薬師如来坐像(平安時代)がいらっしゃり、
おそらく、かつて国宝認定されていた(現)重文の薬師如来のことかと
思います。

それから、もちろん期間限定御朱印のうちの一枚もいただきました。

小野篁卿

六道珍皇寺 御朱印3


本堂の薬師三尊をお参りします。
さてそこから地獄絵「熊野観心十界図」などが拝観できます。
ちょうど東京国立博物館のサイトに六道珍皇寺の
熊野観心十界図」が紹介されています。

真ん中に仏様と菩薩様、そこには山があって、生まれてすぐの赤ん坊が、
成人し、結婚し、山を下りながら老いて行きます。
そして死後の世界は画面の下側に描かれています。
天秤棒で生前の罪の重さが測られます。
首が動物になっている亡者は畜生道の世界だったのですね。
地獄は本当にグロです。
鬼のようなのに人間が岩でサンドイッチにされていたり、
血や炎や、とにかく真っ赤です(>_<)
もぐ息子は熱心にそれぞれの場面を観察していました。
何か身に覚えがあるのでしょうか(笑)。

こんな地獄絵図にも救いがあり、
お盆の先祖供養により、お地蔵様のお力で地獄の亡者が
三途の川を逆戻りする様子も描かれているのですね。
「六道まいり」の時期に、西福寺と六道珍皇寺でそれぞれの
「熊野観心十界図」が公開されるようですが、
深い意味のあることなんですね。

「熊野観心十界図」にインスパイアされた、若手CGクリエーター
「だるま商店」による「篁卿六道遊行絵図屏風」も展示され
現代感覚の仏教世界もなかなか興味深かったです。

本堂内は撮影禁止なのですが、篁の井戸は覗きこんでの撮影でなければ
撮影してもよいとのこと。

履物をお借りして、庭園へ。

六道珍皇寺 庭園


右手のほうには自分でお水を入れて美しい音を楽しめる
水琴窟がありました。

小野篁 冥土通いの井戸

六道珍皇寺 冥土通いの井戸


黄泉がえりの井水

六道珍皇寺 黄泉がえりの井水


地下100mから湧き出ています。

さらに奥に進んでいくと・・・

六道珍皇寺 黄泉がえりの井


小野篁の「黄泉がえりの井」があります。
帰路の出口と伝わりますが、平成23年に隣接の民有地(旧境内)より
見つかったそうです。
地下100mもある井戸で、覗いてみると、LEDライトで照らされているのですが、
どこまで深いのかわかりません。

「黄泉がえりの井水」で、水占いができます。

六道珍皇寺 水占い


ひと時の「あの世体験」ができたようです( ´艸`)
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