日本の仏教はここから始まった 奈良 飛鳥寺・橘寺

西国三十三所、奈良の札所を二ヵ所巡り、さてどうしようかと。
せっかく飛鳥の地に入ったのですから飛鳥らしいところに行きたい。
しかし、石舞台古墳のあたりは連休とあってごった返しており、
車を止めるにも駐車場代がかかるようです。

それで、ここだけは行きたいと考えていた飛鳥寺へ。

飛鳥寺1


飛鳥寺は我が国最初の仏教寺院で、お祀りされている飛鳥大仏は日本最古の仏像と
いわれています。
(飛鳥寺は現在は安居院(あんごいん)となっています。)

門前の標石は、寛政4年(1792)飛鳥寺参拝の道しるべとして彫刻されたものですが、
台座は飛鳥寺創建時(588)の礎石だということです。

2015年12月に奈良の元興寺(がんごうじ)に訪れたのですが、元興寺の前身がここ法興寺(飛鳥寺)で
崇峻天皇元年(588)まさしく仏法が興る寺として、蘇我馬子が発願して創建されました。

本堂

飛鳥寺 本堂


本堂内、飛鳥大仏を初めて拝見します!

飛鳥大仏1


うっひょ~~~~!!
かっこいいわーーー(*'ω'*)

飛鳥大仏(釈迦如来坐像)は推古天皇13年(605)、天皇が聖徳太子や蘇我馬子らと共に
誓いを立てて発願し、推古天皇17年(609)鞍作鳥(くらつくりのとり)(止利仏師・とりぶっし)
(仏教の普及に努めた渡来人の司馬達等の孫)によって造られた日本最古の仏像です。
高さ3mで、銅15t、黄金30kgを用いて造られたそうです。

お寺の方(お坊様?)が飛鳥寺と飛鳥大仏について案内してくださいます。
それが、お経のような節回しで、歌うように語られるのです(*^_^*)
とっても楽しく、よくわかります^^

その後は飛鳥大仏の撮影タイムとなります。
撮影、いいんです!!
かつて、お坊様のほうから本堂内の撮影を、どうぞ、どうぞと個人的に言われたお寺はありましたが
参拝者全員に撮影タイムを作ってくださるお寺は初めてかな(´ω`*)
この飛鳥寺で日本最古の素晴らしい仏さまに出会ったことを
周りの人たちに話して、教えてあげて下さい、みたいなことをおっしゃっていたと思います。

ご尊顔、どーーーーん!!

飛鳥大仏2


重要文化財に指定されていますが、国宝ではないんですね。
平安、鎌倉時代の大火災で被災していて、ほとんどの部分が失われ、
補修されたいうことなんです。
確かにつぎはぎなのは見て取れます。
しかしこの本堂は1400年前の中金堂の位置に相当し、飛鳥大仏は変わらず
同じ場所にお座りなのだそうです。
聖徳太子をはじめ、日本の歴史を作ったいにしえの人々が実際にこの場所にいたのかと思うと
ゾクゾクするような感じです!
当時は壮大な伽藍がここにあり、仏さまというのを初めて目の当たりにした人々は
カルチャーショックで飛鳥大仏の前にひれ伏したであろうと、容易に想像がつきます。

万葉池

飛鳥寺2


現在では1/20に縮小されてしまったという境内ですが、小さくとも美しく整えられた
庭園があります。

鐘楼

飛鳥寺 鐘楼


昭和の戦時供出のために姿を消した梵鐘が昭和33年に新鋳されたそうです。
ついていいです。
あら、お参りの後についてしまったかな^^;

お寺の西門から「入鹿の首塚」に行けるというので行ってみます。

創建時の飛鳥寺西門跡

飛鳥寺 西門跡1

(右奥に見えるのが飛鳥寺)


飛鳥寺 西門跡2


この西門跡のところにあるのが「入鹿の首塚」です。

飛鳥寺 入鹿の首塚


蒸し殺された曽我入鹿・・・645年の乙巳(いっし)の変(大化の改新)で殺された入鹿の首が
ここまで飛んできたというのです。
背後に見えるのが、蘇我蝦夷・入鹿親子の館があったという甘樫丘(あまかしのおか)。
中大兄皇子と藤原鎌足は飛鳥寺の西にあった「槻(つき・ケヤキの古名)の木の広場」の
蹴鞠の会で出会い、大化の改新を成し遂げました。
この時、ふたりは飛鳥寺に陣をかまえ、甘樫丘にいる蘇我氏を狙っていたのですね。

そんなこんなをご覧になっていた飛鳥大仏、そして当時の風情をふんだんに残すこの場所に
立っていると、時空を超えて「現場から中継です!」という気分にさせてくれます(^o^)

久方ぶりにレンゲ畑というのを見ました。

飛鳥寺3


飛鳥寺の御朱印をいただきました。

飛鳥寺 御朱印


日暮れにはまだもう少し時間があります。
もぐまま、やっぱりお寺です(*^_^*)
最後に橘寺に行きました。

仏頭山上宮皇院 橘寺

橘寺1


橘寺は聖徳太子建立七大寺のひとつです。

本堂(太子堂)

橘寺2


橘寺は聖徳太子誕生所といわれ、当時ここには橘の宮という欽明天皇の別宮がありました。
聖徳太子は欽明天皇の第四皇子・橘豊日命(たちばなのとよひのみこと・後の用明天皇)を父とし、
572年(574年など諸説あるようです)にこの地に生まれました。
幼名を厩戸皇子(うまやどのみこ)、豊聡耳皇子(とよとみみのみこ)などといいました。

ちょうど橘寺の特別公開の日で、往生院では格天井の華の天井画、
聖倉院(収蔵庫)の重要文化財の仏像などの寺宝を拝見することができました。

二面石

二面石2 二面石1


飛鳥時代の石造物です。
右善面、左悪面と呼ばれ、人の心の二面性を表しているそうです。

境内から岡寺の五重塔が見えました。

橘寺より岡寺を見る


御朱印をいただきました。

橘寺 御朱印


GWの暑い一日でしたが、奈良県高市郡(高取町、明日香村)をたっぷり楽しんだ
一日でした。
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