お伊勢さんのふるさと 元伊勢籠神社と真名井神社

成相寺からいったん下り、天橋立股のぞきの笠松公園に向かうのに
笠松公園リフト・ケーブルカー乗り場(府中駅)のあたりに車を止めることにしました。

民間の駐車場があるのですが、隣接するように元伊勢籠神社(もといせ このじんじゃ)が
あり、籠神社にも駐車場があって(料金は民間と同じく700円)こちらに止めました。

あまり深くも考えず、元伊勢籠神社も観光スポットなので笠松公園に行く前に立ち寄る、
程度にしか思わなかったのですが・・・

夕刻も迫っていたので、籠神社の境内に観光案内所があり、そちらで
神社閉門後も駐車場に車を止めていても大丈夫か確認し(大丈夫です)、
二日間有効の「日本三景天橋立二大展望所めぐりチケット」というのを購入して
(笠松公園、天橋立ビューランド、観光案内所などで販売、通常1510円→1200円)
籠神社にお参りすることにしました。

丹後一の宮 元伊勢籠神社

元伊勢籠神社1


山陰道八ヵ国中唯一の官幣大社で、奈良朝以降、丹波国一の宮に列し、
同国の総社を兼ねていた、というのですが、難しいことはさておき、
この地方で一番の社格を誇ってきたということですね。

さざれ石

元伊勢籠神社2


京都府舞鶴市志高の産ということです。

狛犬(阿吽一対) 伝鎌倉時代作 (国重文)

元伊勢籠神社4 元伊勢籠神社3


元伊勢籠神社5


写真撮影ができるのはここまでです。

元伊勢籠神社6


元伊勢という意味をなんとなくはイメージはしていましたが、
ブログ記事を書くにあたり、いろいろと調べました。
お伊勢さん(正式には神宮)は現在の日本では一番すごい神社(!)と思っていましたが
天照大神(神宮の内宮のご祭神)と豊受大神(外宮のご祭神)が神宮に遷られる前のことなんて
考えもしませんでした。

皇祖神・天照大神は第10代崇神(すじん)天皇の時代までは皇居内にお祀りされていましたが、
そのことを畏れ多いと感じた崇神天皇は皇女・豊鋤入姫命(とよすきいりひめのみこと)に
神霊を託し、天照大神は倭国の笠縫邑(かさぬいむら)にお祀りされました。
その後、神宮にお祀りされるまで天照大神は各地を転々と遷座されます。
伊勢にお祀りされるまでの巡幸地を元伊勢というそうです。

天照大神が笠縫邑の次に遷られたのが籠神社の奥宮・真名井(まない)神社
(古称・吉佐宮よさのみや)で、神代の昔から真名井原にお祀りされてきた豊受大神と共に
4年間お祀りされたというのです。
真名井神社は豊受大神のふるさとであり、天照大神の遷座地でもあったのです。
ちょっと驚きです。

天照大神が伊勢に鎮座されてから480年後、天照大神が天皇の夢に現れ、
「丹波国の真名井に座す等由気大神(とゆけのおおかみ)をお迎えして欲しい」
というようなお告げがあり、豊受大神が伊勢に遷られた、と。
まさに真名井神社での出会いがきっかけですし(笑)、
なんたって真名井神社はダブル元伊勢ですよ( *´艸`)
籠神社をお参りしたなら、奥宮の真名井神社にも行かなくてはなりません!

真名井神社へは籠神社から徒歩15分ほど。

真名井神社1


外宮大本宮吉佐宮となっています。

真名井神社2


この先を歩いていくと・・・

真名井神社3


真名井神社に着きました。

波せき地蔵堂

真名井神社4


大宝年間(1300年前)に大地震の大津波が押し寄せたのをここで切り返したと伝えられ、以降天変地異から守る霊験と子育て、病気除けの妙徳も聞こえる。また、日本の原点真名井の神へのお取次ぎもされるというあらたかなお地蔵さんである。


とあります。

御霊水 天の真名井の水

真名井神社5


冷たいお水が体に滲みわたりました。
「高天原の天の真名井のご霊水」ににちなんで
吉佐宮から真名井神社と改名されたと伝わります。

霊水の後ろに見える小さなお社は真名井水神社となっており、水みくじと
有料でお水を汲ませていただけるようでした。

狛龍(?)

真名井神社6


この先は撮影不可となっています。
古い無人のお社です。
彦火明命(ひこほあかりのみこと)が古代丹波の最高神である豊受大神を
お祀りするのにふさわしいと真名井原の磐座(いわくら)を選ばれたそうです。

お参りしていると、足元に小指の先ほどの生き物の気配を感じました。
小さなカエルです。
このカエルさんはただの山の住人なのか、
はたまた神様のお使いなのか・・・
お社のあたりは水場がないし、暑い夕刻だったし、
土色で危うく踏みそうになったので、
まあともかくここに「いらしてはいけない」ような気持ちになって、
もぐぱぱはまだ境内を探索中でしたが、
「ちょっと先に行ってるね」って、カエルさんを手のひらに包んで
参道を駆け下りました。

天の真名井の水の隅っこに放してやりました。

真名井神社7


しばらくしてもぐぱぱがやってきました。
「カエルさんを見つけたから、ここの霊水に放したのよ」って
指さしたら、もういなくなっていました。

真名井神社は無人の神社で、御朱印は籠神社のほうでいただけます。
籠神社オリジナルの御朱印帳がありまして、
見た瞬間がっつり心を持って行かれましたので
いただいてしまいました( *´艸`)

元伊勢籠神社 御朱印帳


赤バージョンもありました。
天橋立があって、右上にあるのが籠神社と真名井神社でしょうか。
そうすると左下の建物は智恩寺ですね。
天橋立はかつて籠神社の境内で参道であったそうです。

御朱印です。

元伊勢籠神社 御朱印


右はもともと印刷してあった猿田毘古大神。
真ん中が籠神社で左が真名井神社です。
「日本創世之地」ですよ。かっこいい!

最後にもう一つ豆知識。
宮司家は海部(あまべ)氏といい、海部氏の始祖が豊受大神をお祀りした
彦火明命なんだそうです(゚Д゚;)
現当主は82代目で、神代の時代から御祭神の血脈一系で奉仕されており、
海部家が所蔵する通称海部氏系図は平安時代初期の書写で、
現存する最古の系図として国宝(!)に指定されているそうです。
最初、海部氏のことを「かいふ」と読んでいて、元内閣総理大臣の
海部俊樹氏を思ったのですが、ググってみると、なんとやはり、海部俊樹氏は
海部(あまべ)氏の末裔なんだそうです。

調べれば調べるほど、元伊勢と呼ばれるにふさわしい魅力的な神社で、
平成31年が本宮御鎮座千三百年の式年大祭の年なのだそうで、
再訪したい神社のひとつとなりました。
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