真田十勇士伝説 四天王寺庚申堂

四天王寺で西国三十三所巡礼のお礼参りを済ませ、
南大門から南に200m、四天王寺庚申堂へ。

四天王寺庚申堂1


鎌倉で寺社巡りを始めて、道端や神社仏閣の付近など、あちこちで度々目にした
石碑には、三猿やお不動さんに似た像が刻まれていて、
いったいこれは何だろうと。
それらは庚申塔(こうしんとう)と呼ばれ、日本には庚申信仰というのがあるのを
知りました。
かつては、一年に6-7回巡ってくる庚申の日に、青面金剛(しょうめんこんごう)という
神様をお祀りし、寝ずに祈りを捧げるという民間信仰があったそうです。
この庚申の風習を行った証に庚申塔が建てられたようです。

拙ブログ記事(庚申塔ってナニ?

日本最初の庚申尊の地がこの四天王寺庚申堂なんだそうです。
庚申尊をお祀りしてあるところは、四天王寺庚申堂の庚申尊の分身が
勧請されたものだということです。
庚申信仰の発祥が出身の大阪なのに、庚申さんって聞いたことがないし、
庚申塔なんて大阪で見た覚えがないんですよね。
ですからとてもここに来たいと思っていました。

四天王寺庚申堂2


百度石の上にお猿さんがいました!

「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿です。

四天王寺庚申堂3 四天王寺庚申堂4


屋根の形が美しい立派なお堂です。
大宝元年(701)正月7日庚申の日に、青面金剛童子がこの地に出現し、
大流行していた疫病を鎮めたといいます。
庚申の縁日には境内に「北向きこんにゃく」等の店が出て賑わいます。
庚申堂の東側の道は庚申街道と呼ばれます。

四天王寺庚申堂には真田十勇士伝説があり、
夏の陣の時、ここに真田幸村が伏兵を置いて、十勇士のひとり
穴山小助を自らの影武者として出陣させたと伝わります。

ご本尊は秘仏の青面金剛童子。
御朱印をいただく際、気さくなお若いお坊様がいろいろとご親切に
教えてくださいました。
ところで庚申さんは神様なんでしょうか?
猿田彦がお祀りされることもあり、神道のお参りでこちらに来られるかたも
あるそうですが、四天王寺の境内のお堂ですから四天王寺庚申堂はお寺です、
ということでした。

鎌倉で多くの庚申塔を見たのですが、大阪では見たことがないのです、と
申しましたら、
眠ってしまわないように朝までどんちゃん騒ぎをしたりする風習や
庚申塔もあったそうですが、やはり都市化で失われていったそうです。
御朱印の筆を進めながらお話をしてくださり、プロフェッショナルを感じました^^

御朱印です。

四天王寺庚申堂 御朱印


たまたま御朱印帳の1ページ前が、聖徳太子誕生所といわれる
奈良の橘寺(ブログ記事)の御朱印で、聖徳太子が建立した四天王寺の
お坊様ですから、橘寺にお参りしたことを喜んでくださいました(*^_^*)

お話がはずんだ後、失礼しようとしたら、いいことを教えてあげましょう、と。
お堂に木彫りのお猿さんが2体あるのですが、右側のお猿さんには
耳の穴があり、そっとお願いごとを囁くと叶えてくださるとのこと。
もちろんお願いしてみました^^

境内を回ってみました。

石造の観音様ですが・・・

四天王寺庚申堂4


背後に庚申塔が集められていました!

四天王寺庚申堂5



四天王寺庚申堂6



四天王寺庚申堂7


大阪でこんなに多くの庚申塔に出会えるとは。
もぐまま、大興奮(笑)。

今年の四天王寺庚申堂の終い庚申は
宵庚申 12月3日、
本庚申 12月4日だそうです。

四天王寺庚申堂8
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こんばんは。

庚申信仰、本当に奥が深いですね。真田幸村、今大河で佳境を迎えていますが、十勇士は虚構の存在なので史実として扱う以上、彼等の登場も叶わず、真田縁の諜報員、素破の一人の名、佐助に僅かな匂いを残すのみです。

その佐助、と言えば姓は言わずとしれた“猿飛”ですので、件の庚申信仰に多少、通じる所もあるのでしょうか。

飛ぶように駆け巡る猿の如く。超人的な身体能力を持つ(少なくとも後世に脚色された)忍者、隠密の素養を躍動的な動物の特性に結び付ける見立てとは違って、庚申尊として祀られた三猿は何れの仕草も非常に静かに構えていますね。

三猿、「見ざる、言わざる、聞かざる」と言えば修学旅行の訪問先としても著名な日光東照宮の精緻な彫刻がすぐ目に浮かびます。お話を聞く限り、結局のところそのルーツは庚申信仰であり庚申塔に求められるのでしょうか。

神か仏か。私も普段馴染みのない分、相当に混同していますが、神仏習合の歴史的な過程を経て、ある意味で混じり合い一体化した、とも考えられるのでしょうか。私が時折鑑賞する能の演目に顔を見せる山伏の信仰対象である修験道も、神道に基づいた山岳宗教と思いきや仏教や密教の要素も多々含み、少々理解に戸惑いました。

一方で祭祀、崇拝の対象も御本尊、御神体と区別され、二拝二拍手一拝、或いは合掌といった参拝時の対応を含めた様式、格式の差を明瞭に示す神社仏閣。神主(神職)、住職と取り仕切る責任者、関係者の名称も立場も勿論、異なりますよね。日本の宗教の多面性を改めて顧みて、今回の記事も非常に興味深く拝見させて頂きました。

ROWさん、こんばんは(*^_^*)

守備範囲の広いROWさんの興味と教養がうかがえるコメントどうもありがとうございます!^^
歴史、歴史小説、宗教そして能まで、ROWさん渋いです(*^ ^)b

真田十勇士はフィクションだから「伝説」なんですね。
神社仏閣の社伝、寺伝には信じがたい「伝説」が数々あったりして(笑)、
「いかにも出そう」な雰囲気があると物事が繋がり易いのでしょうね。

日本人は何がしかの共通点やゴロ合わせなどを見つけてはリンクさせるんでしょうね、
庚「申」信仰→猿→猿田彦、のように、これも「巻き込み」ですもんね。

年をとってくると、日本人とは?自分のルーツとは?って気になって、
日本の宗教や神社仏閣の成り立ちを知ると、日本人の思考回路が見えてくるようで
興味が尽きないんですよね。
ROWさんの興味もそういったところから来ているのかもしれませんね(*^_^*)
プロフィール

もぐまま

Author:もぐまま
大阪市出身、横浜市在住。しがない主婦が寺社巡礼に目覚める。人生のたそがれを感じる今日この頃、幕末歴女のもぐ娘や鉄分多めのもぐぱぱを道連れに、あの世とこの世の狭間を旅します(笑)。
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