「奈良 西大寺展」@東京・日本橋 三井記念美術館
日本橋の福徳神社で「BIG」の当選祈願をした後は、中央通りを挟んでお向かいの
三井記念美術館へ。
入口は日本橋三井タワーにあります。

三井タワーはこんな高層ビルなんですが・・・

三井記念美術館は三井タワーのアトリウムから・・・

お隣の三井本館へ入り、エレベーターで7階へと上がります。
6月11日まで、「特別展 創建1250年記念 奈良 西大寺展」 - 叡尊と一門の名宝 - (HP)
が行われています。

この展覧会は巡回があり、大阪では7月29日からあべのハルカス、
山口では10月20日から山口県立美術館で展示が行われます。
次回の三井記念美術館は・・・

「地獄絵ワンダーランド」で、水木しげる氏の原画を始め、なかなか楽しそう(?)な
展示のようで、かなーり興味があります( ´艸`)
アトリウムでは奈良の物産展なども。

さて、西大寺展。
えーっと、私のような関西人にとっては、「西大寺」というとお寺じゃなく、
近鉄の「乗り換え駅」のイメージが強く、巨大な茶碗でお茶を回し飲みする
「大茶盛式」をやるところというと、あー、はいはい、あそこね、っていうぐらいで
ちょっと影の薄いお寺です^_^;
しかし、実際のところ、西大寺は奈良時代の「南都七大寺」(東大寺、西大寺、
法隆寺、薬師寺、大安寺、元興寺、興福寺)のひとつで、
2015年に創建1250年を迎えたすごーいお寺なんですね。
密教の法具(金剛杵類など)から始まり、名鉄犬山ホテルの日本庭園にある
如庵(じょあん)の茶室の模型に大茶盛式のお茶碗あり、
西大寺やその他関連する寺院所蔵の仏像群、水晶でできた小さな舎利塔など
珍しいものも含め、バラエティに富んだ展示となっていました。
平安遷都後、衰退した西大寺を鎌倉時代半ばに復興させたのが中興の祖、
興正(こうしょう)菩薩叡尊(えいそん)でした。
茶盛を始めたのも叡尊で、正月の修正会で献茶をし、参拝の民衆にもふるまったことから
始まったそうです。
その叡尊のお像、国宝「興正菩薩坐像」は実にリアルで、本当にこんなお姿を
されていたんだろうな、と想像がつきました。
また、その叡尊の弟子、忍性(にんしょう)は鎌倉に移り、極楽寺を開きます。
極楽寺の重文「釈迦如来坐像」(説法中を表す転法輪印を結ぶ)の展示があり
かねてより拝見したいと思っていたお姿と、この場で対面できました!
最も注目の仏像は重文「文殊菩薩坐像」(展示ポスターにあるもの)でしょうか。
(文殊菩薩騎獅及び四侍者像のうち、文殊菩薩坐像、善財童子立像、
最勝老人立像)
きりりとした端正なお顔立ちに、煌びやかな衣と装身具を身に付けられ
素晴らしかったです。
また、私は見られなかったのですが、6月6日より、浄瑠璃寺の重文「吉祥天像」も
公開になります。
充実した内容で、とても楽しめました。
帰り際、女子女性はどうしても物販に夢中になりますが(笑)、
もぐままはアトリウムの奈良物産展(日本橋・奈良まほろば館の出店のようです)で
「奈良大仏」のマスキングテープ(大仏・鹿と鳥居のデザインの2本セット)に一目惚れ。

買ってしまいました(≧∀≦)♪
にほんブログ村に参加しています。
今日の記事がおもしろかったら、ぽちっとお願いいたします。
励みになります。ありがとうございます!

にほんブログ村
三井記念美術館へ。
入口は日本橋三井タワーにあります。

三井タワーはこんな高層ビルなんですが・・・

三井記念美術館は三井タワーのアトリウムから・・・

お隣の三井本館へ入り、エレベーターで7階へと上がります。
6月11日まで、「特別展 創建1250年記念 奈良 西大寺展」 - 叡尊と一門の名宝 - (HP)
が行われています。

この展覧会は巡回があり、大阪では7月29日からあべのハルカス、
山口では10月20日から山口県立美術館で展示が行われます。
次回の三井記念美術館は・・・

「地獄絵ワンダーランド」で、水木しげる氏の原画を始め、なかなか楽しそう(?)な
展示のようで、かなーり興味があります( ´艸`)
アトリウムでは奈良の物産展なども。

さて、西大寺展。
えーっと、私のような関西人にとっては、「西大寺」というとお寺じゃなく、
近鉄の「乗り換え駅」のイメージが強く、巨大な茶碗でお茶を回し飲みする
「大茶盛式」をやるところというと、あー、はいはい、あそこね、っていうぐらいで
ちょっと影の薄いお寺です^_^;
しかし、実際のところ、西大寺は奈良時代の「南都七大寺」(東大寺、西大寺、
法隆寺、薬師寺、大安寺、元興寺、興福寺)のひとつで、
2015年に創建1250年を迎えたすごーいお寺なんですね。
密教の法具(金剛杵類など)から始まり、名鉄犬山ホテルの日本庭園にある
如庵(じょあん)の茶室の模型に大茶盛式のお茶碗あり、
西大寺やその他関連する寺院所蔵の仏像群、水晶でできた小さな舎利塔など
珍しいものも含め、バラエティに富んだ展示となっていました。
平安遷都後、衰退した西大寺を鎌倉時代半ばに復興させたのが中興の祖、
興正(こうしょう)菩薩叡尊(えいそん)でした。
茶盛を始めたのも叡尊で、正月の修正会で献茶をし、参拝の民衆にもふるまったことから
始まったそうです。
その叡尊のお像、国宝「興正菩薩坐像」は実にリアルで、本当にこんなお姿を
されていたんだろうな、と想像がつきました。
また、その叡尊の弟子、忍性(にんしょう)は鎌倉に移り、極楽寺を開きます。
極楽寺の重文「釈迦如来坐像」(説法中を表す転法輪印を結ぶ)の展示があり
かねてより拝見したいと思っていたお姿と、この場で対面できました!
最も注目の仏像は重文「文殊菩薩坐像」(展示ポスターにあるもの)でしょうか。
(文殊菩薩騎獅及び四侍者像のうち、文殊菩薩坐像、善財童子立像、
最勝老人立像)
きりりとした端正なお顔立ちに、煌びやかな衣と装身具を身に付けられ
素晴らしかったです。
また、私は見られなかったのですが、6月6日より、浄瑠璃寺の重文「吉祥天像」も
公開になります。
充実した内容で、とても楽しめました。
帰り際、
もぐままはアトリウムの奈良物産展(日本橋・奈良まほろば館の出店のようです)で
「奈良大仏」のマスキングテープ(大仏・鹿と鳥居のデザインの2本セット)に一目惚れ。

買ってしまいました(≧∀≦)♪
- 関連記事
-
- 「月百姿」月岡芳年@太田記念美術館 (2017/09/17)
- 「最後の浮世絵師」月岡芳年@横浜市歴史博物館 (2017/08/03)
- 「奈良 西大寺展」@東京・日本橋 三井記念美術館 (2017/05/28)
- 奈良国立博物館 特別展『快慶』 (2017/04/25)
- 夜の京都国立博物館で若冲展などを堪能 (2017/01/07)
にほんブログ村に参加しています。
今日の記事がおもしろかったら、ぽちっとお願いいたします。
励みになります。ありがとうございます!

にほんブログ村
テーマ : 展示会、イベントの情報
ジャンル : 学問・文化・芸術